元気キッズが保育士の基本給27,000円アップを実現!
埼玉県志木市を拠点に、保育園における「元気キッズグループ」が保育士の基本給を引き上げる改革を実施することが決まりました。2024年度から国の方針に基づき、保育士の月給が27,000円増額されることになり、新卒の保育士は245,000円、中途で5年以上経験を持つ保育士は275,000円の基本給を受け取ることになります。この改革は、保育士不足の状況を改善し、彼らがより安心して長く働ける環境を提供することを目指しています。
背景
保育士が抱える賃金水準の低さは、深刻な人材不足の一因とされ、社会全体がその改善を求めています。2024年11月に発表された新たな公定価格の引き上げは、過去最大の10.7%という規模で、元気キッズグループはこの国の方針をいち早く受け入れ、労働環境の向上に向けて具体的な措置を進めています。今回の処遇改善では、現行の給与に加え、キャリア支援や労働環境の整備なども進めていく計画です。
改定内容
- 改定前: 213,000円
- 改定後: 245,000円
- 引き上げ額: 32,000円
- 改定前: 248,000円
- 改定後: 275,000円
- 引き上げ額: 27,000円
この改定は、その他の手当や残業代は別途支給されるため、保育士の生活がより安定する基盤が整います。職員が笑顔で働くことで、子どもたちにもその笑顔が伝わる、そんな環境が目指されているのです。
職員が笑顔で働ける環境作り
元気キッズグループでは、「職員が笑顔でいることが、子どもたちの安心感と成長につながる」という理念を重視しています。保育士や職員たちが充実感を持って働けるよう、給与改善だけでなく、キャリア形成の支援や健康管理、柔軟な働き方など、さまざまな側面から職員の「幸せ」を追求しています。こうした取り組みを通じて、職員の充実感が高まり、結果的に保育の質が向上するという好循環を生み出すことが目標です。
すべての職員が活躍できる環境づくり
今回の処遇改善は、保育園勤務の職員を直接的な対象としていますが、児童発達支援施設など、他の部門に在籍する職員についても、同様の改善を図るため柔軟な働き方を推進しています。これにより、全ての職員が働きやすく、やりがいを感じながら職業に取り組むことができるよう、さらなる環境整備を進める計画です。
元気キッズグループのビジョン
「元気キッズ」には、子どもたちの可能性を伸ばすと同時に、職員が誇りを持てる職場を作るという明確なビジョンがあります。代表の中村敏也氏は、保育士が子どもたちの未来を育てる重要な存在であることを強調し、今後も専門職としてのキャリアの魅力を高めるための取り組みを続ける意向を表明しました。
元気キッズグループは、地域に根ざした保育・療育サービスを提供し、約390名の職員が活躍する28の施設を運営しています。保護者が安心して子供を預けられる環境の提供と、職員が満足して働ける職場環境作りを目指して日々努力を続けています。これからも、子どもたちと職員の笑顔を育む場所として、一層の進化を遂げていくことでしょう。