小学生が描く海の未来 - 飛島探検隊の取り組み
山形県の美しい海と人々の心をつなぐ「やまがた海洋塾2025~飛島探検隊~」が、子どもたちに素晴らしい学びを提供しました。このプログラムでは、小学生たちが直接海と接触し、様々な体験を通じて海とのつながりを深めることが目的です。2025年の海洋塾では、22名の地元の小学生が参加し、山形県唯一の有人離島、飛島で行われました。
イベントの目的とは?
本イベントは、日本財団が展開する「海と日本プロジェクト」の一環であり、海を守り、未来の世代に美しい海を引き継ぐことを目指しています。参加した子どもたちは、海の環境問題について学び、歴史や文化、海への愛を感じ取ることで、地元の自然環境を守る意識を育むことができます。特に、ライフジャケットの付け方や安全に遊ぶための「そなえ」を実践することで、命を守ることの重要性も理解しました。
シュノーケリング体験とその感想
飛島の美しい透明な海でシュノーケリングを体験した子どもたちは、初めて見る海中の景色に驚きと興奮を抑えきれなかったと言います。その体験は、海の豊かさと自然の美しさを再認識させ、また訪れたいと思う場所の一つとなりました。子どもたちは、自分たちが学んだことを通じて、自然環境を守る必要性を実感しました。
ランチョンマットの作成
イベントの終了後、子どもたちは2日間の学びを振り返り、自分が得た理解を作品として表現することに取り組みました。それが、キャッチコピーとイラストを用いたランチョンマットの作成です。これは、塾生同士での意見交換を通じて自己表現を行い、創造力を発揮する貴重な機会となったのです。
ランチョンマットが広がる未来
このランチョンマットは、飛島を訪れた方々に子どもたちの海に対する思いや学びを広く伝える役割を果たします。2026年3月からは、飛島の宿泊施設「沢口旅館」や島唯一のカフェ「しまかへ」で利用される予定です。
海と日本プロジェクトの重要性
このプロジェクトは、子どもたちに感受性を育み、海を「自分事」と捉える心を育てるために、日本全国で実施されています。海の環境問題を理解し、それに対するアクションを起こすきっかけとなるこの取り組みは、地域社会全体に広がりを見せてきました。未来の海を守るために、私たち大人も共に考え、行動し続けることが求められています。
詳細な学びや活動の様子は、公式サイトで動画として公開されています。海の大切さを次世代に引き継ぐこの活動を通じて、子どもたちの未来が明るく、豊かであることを願っています。