豊橋市の新しい中学生向け体験プログラム「Doのびるんdeスクール」の魅力とは
愛知県豊橋市に新たな中学生向けの体験プログラム「Do(ど)のびるんdeスクール」が登場します。このプログラムは、土曜日に中学生が参加できる多様なスポーツや文化活動を提供するもので、豊橋市ならではの独自の取り組みとして注目されています。市は2025年9月からの実施予定ですが、現在すでに利用登録が受け付けられており、子どもたちの新たな可能性を広げる場となることでしょう。
プログラムの背景
この新プログラムのスタートは、2023年度に行われた中学生を対象としたアンケート調査に基づいています。その結果、「部活動から離れた活動をしてみたい」という声や「大会の成果に縛られない活動が求められている」との意見が寄せられました。これに応え、豊橋市では「Doのびるんdeスクール」を開設する運びとなったのです。
豊橋市では、すでに小学生向けに「のびるんdeスクール」という放課後学び場が提供されており、年間約12万人の子どもたちが利用しています。その経験とノウハウを活かし、中学生向けのプログラムを開設したのが「Doのびるんdeスクール」です。ここでの「Do」は英語の「行動する」、また土曜日の「ど」や三河弁で「すごい」を表し、まさに行動を促す意味が込められています。
多種多様な講座が用意
「Doのびるんdeスクール」は、市内の生涯学習センターや野外教育センター、アクアリーナ豊橋、中学校のグラウンド、体育館などで行われます。講座内容も多彩で、ダンス、日本画、スケート、バドミントン、音楽、さらにはアウトドア活動に至るまで約20の講座が計画されています。講座の講師には、地域の専門家や各分野のプロフェッショナルが迎えられ、質の高い体験を提供することが期待されています。
活動の頻度は月に1回程度で、主に午前10時から正午までの時間に行われます。参加対象は市内の中学1~3年生となっており、小学5、6年生も自分の中学校区内で参加できるため、より多くの子どもたちに体験の機会が広がります。参加費は1回300円ですが、講座によっては実費負担が必要な場合もあります。
9月の講座内容
早速、9月の講座内容も決定しています。予定されている講座には、話し方、ギター、デザイン、SNS動画撮影、バスケットボール(3×3)、ラグビー、ダンスなどがあります。外部から呼ばれる専門家による講座は、子どもたちにとって新たな学びの場となるでしょう。利用登録は活動したい月の前月1日から15日15時まで受け付けており、保護者登録と児童生徒登録が必要となります。年度内に一度登録すれば、翌月に配信されるプログラムから好きな講座を選択することができるため、参加のハードルも低くなっています。
長坂尚登市長は「子どもたちに多様な場を提供したい」と語り、担当の市教育部の石川和志部長も「地域が一丸となって、ワクワクする体験の機会を提供できれば」と強調しています。このような取り組みは愛知県内外でも例がなく、新たな教育のスタイルとして、多くの注目を集めることでしょう。
詳細情報
「Doのびるんdeスクール」の詳細や利用登録については、豊橋市の公式ホームページをご覧ください。新しい体験の場で子どもたちにとっての可能性を広げる、素晴らしい機会となることを望んでいます。
豊橋市公式ホームページ