子どもたちの未来を拓く！元野球監督の育成法と最新刊

子どもたちに自ら考える力を育てる新しい指導法

福岡ソフトバンクホークスの元監督、工藤公康さんが推薦する著書『任せることで子どもは伸びる』が、2025年3月24日に発売されます。この書籍は、辻正人さんが書いたもので、多賀少年野球クラブの監督としての37年間の経験をもとにしています。彼は何度も日本一に輝いた実績があり、世界大会にも出場。特に「楽しさ」と「強さ」を両立させる新しい指導法が、多くの支持を集めています。

新しい時代の指導法

現在、子どもたちを取り巻く環境は大きく変わっています。昔ながらの指導法が厳しく批判される中、「叱らない」「体罰をしない」という流れが一般的となってきました。しかし、その一方で、大人たちは「子どもとの接し方が分からない」と悩む声も多く聞かれます。辻さん自身も、かつては厳しい教え方をしていた時期があったと語っています。しかし、イタリアでの世界大会経験を経て、彼の指導方針は大きく転換。スポーツの本質は「楽しむこと」にあると気づき、楽しさを重視した指導法へと移行しました。

本書『任せることで子どもは伸びる』には、辻さんがたどり着いた子どもを伸ばすための9つの導き方が詳しく説明されています。これらは全てのスポーツ指導者や教育関係者、さらには親でも実践できるヒントが盛り込まれています。

これからの時代に必要な「新しい根性」

辻さんが提唱する「新しい根性」とは、子どもたち自身が「やめてもいいし、やり抜いてもいい」という自由な選択の中で成長することを意味しています。楽しむ心を持ちながら、同時に努力する意欲も育んでほしいという思いが込められています。これからの時代を生きる子どもたちに、どのような価値観を持たせるべきか、そのヒントが本書には詰まっています。

幅広い人材育成に役立つ内容

辻さんの指導法は野球のみならず、他のスポーツやビジネスの人材育成にも応用できます。時代の変化を敏感に察知し、アップデートを続ける彼の姿勢は、今の時代に必要不可欠です。「勝利と育成の両立」を掲げた指導は、多くの人に新たな視点を与えています。子育てや教育に関わる方々にとって、本書は手放せない一冊となることは間違いありません。