子どもたちに心のコミュニケーションを育む特別授業を実施
2026年1月23日、箕面自由学園小学校にて小学3年生約30名を対象に、特別授業「ことばの授業」が行われました。この授業は、コピーライターの長井謙さんが手がけたもので、テーマは「あいさつをしたくなるキャッチコピーをつくろう~たった一言で、救われる人がきっといる~」です。子どもたちは、言葉が持つ力について学び、コミュニケーションの重要性を感じる貴重な体験をしました。
授業の概要と進行
授業は、まず長井さんの自己紹介から始まりました。コピーライターとして活躍するまでの経歴や、言葉の大切さについて熱心に語ります。続いて、お菓子やキャラクターを題材にしたキャッチコピークイズで、子どもたちを自然に授業へ引き込みました。ファシリテーションにも工夫が光りました。子どもたちはワクワクしながら、授業に参加していました。
授業の中では「ふわふわ言葉」と「ちくちく言葉」という概念を学び、相手の気持ちを考える重要さを伝えました。例えば、はさみを渡す際には相手を傷つけないように配慮することになぞらえて、言葉も同様に気を配るべきであると教えました。また、あるワークでは、あいさつが苦手な役を担当した先生に対して、子どもたちが「どんな言葉をかけたら勇気が出るかな?」と考える時間が設けられました。このような体験を通じて、子どもたちは相手の感情に寄り添う言葉を探すことができました。
授業の目的と背景
この授業の狙いは、学校側が持つ「子どもたちのコミュニケーションを豊かにし、思いやりのある言葉を自然に増やしたい」という想いを実現することにあります。また、長井さんが感じたのは、SNSやデジタルコミュニケーションが普及している現代において、子どもたちが「ことばのリテラシー」を身につける必要があるということでした。子どもたちの成長したコミュニケーション能力が、将来的に心温まる関係性を生み出すことにつながることを願っています。
子どもたちの反応と成果
授業中、子どもたちからは手が次々と挙がり、キャッチコピークイズでは笑い声が響き渡りました。学びの時間は、楽しいと同時に真剣さも感じられ、子どもたちの創造性が発揮される瞬間でした。ワークの中では、英語を取り入れたり、たとえ話をするなど多様なアイデアが生まれました。実際に生徒たちが作成したキャッチコピーの中には、独自の視点や心の温かさが込められたものがありました。 その一例をご紹介します。
- - 「あいさつは、心の虹。」
- - 「あいさつ、それだけでプレゼント。」
- - 「あいさつした時、うれしいぞ!」
- - 「あいさつをすると子どもの階段を卒業できるよ!」
これらのキャッチコピーからも、授業での学びの成果が垣間見えます。子どもたちの感想には、将来の夢や思いを込めたものも多く、驚きの声が寄せられました。
- - 「しょうらい、コピーライターにちょっとなってみたいかもと思いました。」
- - 「ぼくもひまな時に、いっぱいキャッチコピーを作りたいと思いました。」
- - 「ことばやさんのじゅ業をうけて、やさしい言葉がこのクラス中にあふれると思いました。」
ことばやさん代表の感想と今後の展開
長井代表は、「子どもたちの積極的な姿勢に驚きました」とコメント。授業はスムーズに進行し、思いやりのある言葉が広がるきっかけになれば嬉しいと語りました。今後は、より多くの学年や地域への展開を計画しており、産学連携を進めながら、子どもたちのコミュニケーション力をさらに磨く取り組みを行う予定です。
まとめ
「ことばやさん」の授業が、子どもたちの心をつなぐコミュニケーション力を育てる素晴らしい機会であったことは間違いありません。このような取り組みが広まることで、子どもたちが育つ未来の社会が、より優しさとコミュニケーションを重視したものであってほしいと願っています。