全国子どもアドボカシー協議会、新体制で活動がスタート
2025年9月1日から、NPO法人全国子どもアドボカシー協議会は新たに共同代表制に移行し、理事長に相澤仁氏と中村みどり氏の二名が就任し、子どもアドボカシー活動の普及に向けた取り組みを一層強化することが発表されました。この機会に、全国でのアドボカシー活動の重要性や、具体的な活動内容について詳しく解説します。
共同代表制への移行背景
当協議会が共同代表制を採用したのは、近年、子どもたちの権利に対する社会的意識が高まったことが背景にあります。特に2022年に施行されたこども基本法により、子どもたちの意見表明権が注目され、2024年の改正児童福祉法の施行に向けて、各地域でアドボカシー活動が広がっています。しかし、制度の定着や質の高いアドボケイトの育成といった課題も存在します。これらの複雑な問題に対して、より柔軟で多様な視点からの意思決定が求められています。
新体制の目的
新たに共同代表制に移行したことで、以下の3つの目的が達成されることを目指しています。
1.
意思決定の多様化と迅速化
共同代表制度により、複数の視点を取り入れた議論ができ、迅速かつ的確な意思決定を行うことで、変化する環境に的確に対応できます。
2.
事業領域の拡大と深化
各種事業における責任と専門性を明確にし、実践団体の交流や政策提言など、幅広い分野での活動を深めていきます。
3.
組織基盤の強化
次世代のリーダーを育てるための安定した運営体制を構築し、持続可能な活動を推進します。
中村みどり理事長のコメント
新たに共同代表に選任された中村みどり氏は、自身がこの役割を果たすことの重要性を感じつつ、相澤理事長と共に協議会の活動を前向きに推進していくことへの意欲を表明しています。彼女の長年の経験や情熱が、新体制に新たな風を吹き込むことでしょう。
子どもアドボカシーの重要性
子どもアドボカシーは、子どもたちが自らの権利を理解し、声を上げることを支援することを目的にしています。「子どもの声を大切にし、ともに生き育ちあう社会」の実現に向けて、全国の仲間たちと連携しながら活動を進めています。
支援方法について
この活動を支えるためには皆さまのご協力が不可欠です。私たちは、会員募集や寄付を通じて、継続的な支援を求めています。会員になっていただくことで、様々なイベントに参加する機会が増え、活動に直接寄与することができます。
まとめ
新体制のもと、NPO法人全国子どもアドボカシー協議会は、子どもたちの声を大切にした活動を推進し、社会における子どもの権利を守るための努力を続けていきます。私たちとともに、子どもたちが輝く社会の実現を目指していく仲間を募集中です。皆さまのご支援を心よりお待ちしています。