駿河湾の深海研究
2025-08-15 14:36:27

駿河湾での深海研究!未来の海洋リーダーを育てるプロジェクト

駿河湾での深海研究!未来の海洋リーダーを育てるプロジェクト



2025年8月4日から6日、一般社団法人とやまミライラボ主催の「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト」の一環として、駿河湾での遠征が行われました。このプログラムは、海の環境を未来に引き継ぐことを目的としており、特に深海生物に興味を持つ小学5年生から中学2年生の10人が参加しました。

駿河湾への旅


8月最初の月曜日、富山駅を出発。新幹線と在来線を乗り継ぎ、4時間の旅の末に静岡県の駿河湾に到着しました。駿河湾は富山湾と同じく「日本三大深湾」に数えられる場所で、美しい海と多様な生物が生息しています。さっそく、最初の訪問先である沼津港深海水族館へ足を運びました。

沼津港深海水族館での発見


水族館では、富山湾では見かけない不思議な深海生物たちが待ち受けていました。特に、シーラカンスの冷凍標本は参加者たちの心を掴み、長い歴史を感じさせるものでした。興奮冷めやらぬキッズたちは、飼育員の指導のもとエサやり体験や質疑応答を行い、深海に関する知識をどんどん深めていきました。

協力学習と交流


2日目は、駿河湾のキッズたちとともに共同学習の時間を設けました。粘土を使った駿河湾の地形模型の制作では、キッズ同士で熱心に話し合い、自分たちが頑張って作った模型を見せ合う姿が印象的でした。昼食は駿河湾で捕れる深海魚の一つ「アオメエソ」を楽しみながら、みんなで色々な質問や会話を交わし、友好の絆を深めました。

深海生物の理解を深める


午後は、駿河湾深海生物館を訪れ、深海に生息するサメ「ラブカ」や新種の「ヨコヅナイワシ」の標本を観察しました。参加した子どもたちの中には、「実際に見たことで、より深い理解ができた」との声も上がり、学習の成果を実感する一日となりました。

幼少期の深海魚を発見


3日目には、沼津魚市場INOを訪れ、活気ある競りの様子を目の前で見学しました。駿河湾では探検することができない南方系の魚たちを間近にし、子どもたちはそれぞれの湾で生息する魚の違いを実感。また、幼魚水族館では、深海魚の幼少期について学び、その成長過程がどれほど興味深いものであるかを知ることができました。

参加者の貴重な体験


このプロジェクトに参加した子どもたちからは「駿河湾の地形や魚に関して新しい発見があり、多くのことを学べた」との声が寄せられました。また、駿河湾キッズと交流を深めたことが、今後の研究活動における大きな励みになるとも話してくれました。

深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトとは


このプロジェクトは、富山湾を拠点として、海洋教育を通じて次世代の専門家を育成することに焦点を当てています。参加者たちは、専門家からの講座によって深海についての知識を学び、自分たちの興味に基づいた研究を行います。最終的には、自分の研究成果を映像として発表することも含まれており、研究とその成果を社会に伝える力を養うことを目指しています。私たちの未来がさらに豊かな海に恵まれるように、海の専門家たちの活躍に期待が寄せられます。


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