知ることが未来を守るシンポジウムの開催
2025年3月8日、横浜市で「知ることは、守る力~性被害調査をベースとしたシンポジウム」が開催されます。このシンポジウムは、認定NPO法人子ども支援センターつなっぐが主催し、性被害に関する現状の認識と対策を深めるための一環として行われます。
シンポジウムの背景
昨年度、つなっぐでは、中央共同募金会赤い羽根福祉基金の支援を得て「子どもの性被害への対応に関する実態調査」を実施しました。この調査を通じて明らかになった現状や課題をもとに、今回のシンポジウムが企画されました。この事業の目的は、性被害を知識として理解し、それをもとに具体的な対策を考えることにあります。
プログラム内容
シンポジウムは、午前13:30から16:00にかけて伊藤研修センターで行われます。コンテンツは以下の3部構成から成ります。
第1部: 性被害実態調査からの提言
専門家から、性被害の実態調査の結果をもとに提言が行われます。登壇者には、上智大学の准教授である齋藤梓氏が名を連ね、国士舘大学からもVTRで専門家が参加します。
第2部: わかものの視点
この部では、つなっぐの学生インターンたちと、性被害の専門家とのディスカッションが行われます。若者がどのように性被害の実態を捉え、どのように行動すべきかを掘り下げます。
第3部: ワンストップセンターの構築
この最後の部では、つなっぐの代表理事である飛田桂氏が、子供のためのワンストップセンターの必要性について語ります。性被害を受けた子どもたちの権利擁護やサポートの重要性が強調されるでしょう。
申し込み方法
参加希望者は、3月5日までにGoogleフォームから申込む必要があります。詳細な情報及び申し込みは
こちらをご覧ください。
中立的なサポートを受けるために
つなっぐの活動は、性暴力や虐待の被害を受けた児童が、中立な立場でのインタビューを通じて必要なサポートを受けることを目指しています。身体的、精神的なケアをワンストップで提供し、長期的な支援を行うことは、子どもたちの未来を守るために不可欠です。
このシンポジウムを通じて、参加者皆さんが性被害の問題について改めて考え、自らの知識として理解し、行動に移す契機になることを期待しています。