福島学カレッジ表現コースがグッドデザイン賞を受賞!
2025年度のグッドデザイン賞が発表され、株式会社固が提供する「多様な震災伝承を担う人材育成プログラム福島学カレッジ表現コース」が栄えある受賞を果たしました。このプログラムは、東京大学大学院 情報学環 開沼博研究室および福島国際研究教育機構(F-REI)の委託研究のもとに展開されており、福島をフィールドに多様な表現を通じた創造的な学びを提供しています。
震災の記憶を自分事と捉える
福島学カレッジの表現コースは、中高生を対象に、震災後の福島を自らの事として真剣に受け止め、新しい視点を養うことを目的とした教育プログラムです。参加者は、ワークショップや探究を通じて自己や他者、土地との関係を深く考え、表現活動を通じて新たな地域像を創出していきます。このプロセスは、震災の記憶を風化させず、個人的なつながりを再構築することによって地域の再生に寄与することを目指しています。
審査員の評価
グッドデザイン賞の審査員からは、参加者たちが福島という土地に向き合い、自己の過去・現在・未来と他者との関わりを深く見つめる様子が高く評価されました。彼らが言葉や表現に昇華するプロセスの丁寧さ、そして自己との向き合い方は特筆に値し、中高生の言葉のしなやかさに感銘を受けたとコメントしています。このような学びの場があることで、子どもたちが自己と他者、地域との対話を重ね、普遍的な学びを得られることは、非常に重要で意味深いことであると言えるでしょう。
プログラムの社会的意義
震災を経験した福島という特異なフィールドにおいて、若者たちがこのようなプログラムを受けることで、自身の思いを表現へとつなげる力を育むことは、地域の未来を切り開く重要なステップです。単なる知識の伝達に留まらず、深い対話を通じて新たな理解や価値観を生み出すことが求められています。これにより、参加者は社会における役割を自覚し、地域の一員としての誇りを持つことができるでしょう。
今後の展望
株式会社固はこの受賞を励みに、さらなる「伝える」「伝わる」力の向上を図り、様々な課題解決に寄与することを目指していきます。福島学カレッジの取り組みは、全国の若者にとってかけがえのない学びの場に成長していくことでしょう。
プログラムの詳細や受賞に関する情報は、
福島学カレッジの公式サイトを通じて確認できます。これからも福島学カレッジの活動にご注目ください。