ペットと共に安心して逃げられるDVシェルターを目指して、クラウドファンディングを開始！

ペットと共に逃げるためのDVシェルター改修プロジェクト

岡山県津山市にある認定NPO法人オリーブの家は、DV（ドメスティック・バイオレンス）や虐待の被害を受けた女性たちが、子どもやペットと共に安全に避難できる環境を提供するために、クラウドファンディングを開始しました。このプロジェクトは、命と尊厳を守ることを目的としており、必要なサポートを受けられる環境を整える重要な取り組みです。

現状と必要性

現在、このシェルターでは老朽化した設備が問題となっています。特に、小さなキッチンは冬場になると凍結する危険があり、十分なシャワーブースも不足しています。安全で快適な生活環境が整っていないことが、避難をためらわせる原因の一つとなっています。子どもやペットを連れての避難ができない女性たちは、暴力から逃れることができず、苦しい状況に留まらざるを得ません。

クラウドファンディングの概要

この取り組みのため、オリーブの家は2025年7月1日から8月31日までの期間で200万円を目標にクラウドファンディングを実施します。支援者は、実際にシェルターの改修費用を寄付することで、困難な状況にある人々の助けとなることができます。このプロジェクトは、ソニー銀行の協賛によって手数料が全額負担されるため、寄付金は直接プロジェクトに充てられます。

シェルターの運営と活動内容

オリーブの家は、DV被害者やひとり親家庭を支援するために、9室のシェルターを運営しています。また、訪問支援や食料品の配布、学習支援、自然体験学習など多岐にわたるサポートを行い、困窮家庭の子どもたちとその家族を支援しています。「生きる力を育む」との理念の下、彼らの生活再建に寄与しています。

避難所の重要性

DVから逃れたいと願う女性たちにとって、避難先の環境が整っていることは極めて重要です。オリーブの家では、東日本大震災を契機にシェルターを開放し、避難者を受け入れた経験があります。災害もDVも、多くの場合、そこから逃れるためには家を捨てなければなりません。そのため、ペットも一緒に避難できるシェルターが必要とされ、オリーブの家はその役割を担っています。