年賀状じまいの影響で寄付数が激減！新たなキャンペーンの始動

年賀状じまいがチャイルド支援に影響！

2025年の年賀状じまいが進む中、特定非営利活動法人チャイルド・ファンド・ジャパン（東京都杉並区、事務局長：武田勝彦）は、寄付の大幅な減少を憂慮しています。年賀状じまいトレンドの影響で、ハガキや切手の寄付が激減しており、子どもたちへの支援が危機的状況に陥っています。

支援の現状とキャンペーンの背景

この背景には、年賀状の発行枚数が過去のピーク時から急激に減少したことがあります。2004年発行の約44億5千万枚に対し、2025年には約10億7千万枚と、実に4分の1にまで減ってしまいました。これに伴い、ハガキや切手の寄付が2020年から2025年にかけて86%減少、金額では790万円の減少を記録しています。

この寄付金は、開発途上国の子どもたちへの学用品セットなどにあてられ、多くの支援を行ってきました。しかし、郵便料金や交換手数料の値上げも影響し、悪化の一途にあります。

「おうちのGoodsが世界のGoodに！キャンペーン」の始動

このような厳しい情勢の中、チャイルド・ファンド・ジャパンは新たに「おうちのGoodsが世界のGoodに！キャンペーン2025」を立ち上げました。このキャンペーンでは、書き損じのハガキや切手はもちろん、古本やDVD、ゲーム機といった様々な物品の寄付を受け付けています。

身近なもので国際協力が可能となるこの取り組みは、年末年始の大掃除や年賀状作成に合わせて、不要な物を寄付する良い機会です。物品寄付は環境にも配慮したサステナブルな行動であり、この機会にぜひ参加してください。

具体的な寄付方法とキャンペーン概要

寄付の募集内容

1. ハガキ・切手：未使用または書き損じの年賀状、官製ハガキ、未使用の切手を募集中。
- 送付方法：封筒に入れて、チャイルド・ファンド・ジャパンの指定住所へ。
- 補足事項：少量でも古いものでも歓迎。

2. 古本・DVD・ゲーム：古本、DVD、ブルーレイディスク、CDアルバム、ゲーム機、ゲームソフトの寄付。
- 送付方法：古本寄付サービス「チャリボン」に申し込むと、送料無料で集荷。
- 補足事項：年末キャンペーン中に申し込むことで、寄付額が上乗せされる特典も。

キャッシュフローの仕組み

集まったハガキや切手は、団体の郵送物に利用され、その分のコストが削減されます。この節約分が、途上国の子どもたちへの支援に回されます。
また、チャリボン経由で集まった古本やDVDも、買取を通じて最終的に支援金となります。

50周年を迎えるチャイルド・ファンド・ジャパン

1975年に設立されたチャイルド・ファンド・ジャパンは、アジアを中心に貧困にあえぐ子どもたちの支援を行なっています。この団体は、スポンサーシッププログラムを通じて、子どもたちの成長を見守りながら持続可能な支援を提供しています。また、最近ではSDGsの目標達成に寄与する活動も積極的に展開しており、国際的な問題にも取り組んでいます。