将棋教育の新展開
2025-09-25 15:34:18

将棋で育む子どもの成長 新たな教育の形が誕生

将棋で育む子どもの成長 新たな教育の形が誕生



公益社団法人日本将棋連盟、東急株式会社、株式会社東急キッズベースキャンプは、次世代の育成を視野に入れた新たな教育の取り組みを始動します。この取り組みの核心は、将棋を通して子供たちの探究心や論理的思考、自己肯定感を育むことにあります。

2024年10月から12月にかけて行われる「将棋教室ラボ」では、日本入試センター・SAPIX小学部との共同研究を通じて、将棋が子どもたちに与える教育的効果が観察されました。この実験の成果をもとに、日本将棋連盟は初めての「将棋学習指導要領」を策定し、東急キッズベースキャンプはそれに基づく新しい「将棋講座カリキュラム」を開発しました。

この指導要領は、「礼儀・マナー」「洞察力・判断力」「コミュニケーション力」「思いやりの心」という4つの領域から構成されています。それぞれの領域に基づいて、年齢や習熟度に応じたグループ活動やICT教材を活用する教育を目指しています。具体的には、対局での挨拶や駒の扱いを通じて礼儀を学び、盤面や選択肢から最善手を選ぶ力を高めるなど、多面的な成長を促す内容になっています。

また、評価は行動面に重点を置き、子供たちがマナーや思考力を身につける過程を大切にする方針が打ち出されています。これにより、将棋は単なるゲームではなく、教育の一環として位置づけられ、未来を担う子どもたちに必要なスキルを養う貴重なツールになることを目指しています。

さらに、KBCが提供する新しい「KBCしょうぎキャンパス」は、従来の将棋教室とは異なり、子供たちの非認知能力を引き出すことを目的とした教育プログラムです。将棋の技術向上だけでなく、自分の考えを発表する機会やチームワークを通じて、論理力や注意力、協調性を養うことが重視されています。子どもたちにとってこのプログラムは、単なる遊びや趣味を超えた成長の場とされています。

この取り組みを支えるために、東急は「東急スクラムプロジェクト」を立ち上げ、地域の子育て世帯や学生を応援するサービスを展開しています。将棋を教育コンテンツとしてスムーズに生活に取り入れることで、子どもたちの成長をサポートします。

将棋を通じて得られるスキルは、学びを超えた生活に役立ち、子どもたちの未来を切り開く手助けになると確信しています。将棋教育の新たな形が、今まさに始まっています。これからの取り組みに注目したいですね。


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