渋谷区で描く応援アート~デフリンピックに向けた感動の想いを手話で表現しよう!
2025年11月、日本各地からの注目が集まる中、東京で初めて開催される「デフリンピック」。この大きなイベントが迫る中、渋谷区ではさまざまな取り組みが行われています。その一つが、アーティストの門秀彦さんと地元の中学生が共に手掛けた応援アートです。これにより、手話を通して子どもたちが表現した応援の気持ちが届けられます。
渋谷区オリジナル応援アートの誕生
渋谷区立原宿外苑中学校の生徒たちは、門秀彦さんの指導を受けながら、手話モチーフのデザインに取り組みました。門さん自身が両親に聴覚障がいを持つことから、手話やろう文化への理解が深く、作品には彼の豊かな感性が詰め込まれています。デザインの中心には、拍手の手話が据えられ、そこに子どもたちの思いを込めたメッセージやイラストが重なる形で展開されています。このアートは、今後、商店街のフラッグやボランティアのユニフォームに使用され、応援の輪が広がることが期待されています。
カウントダウンパネルの登場
デフリンピック開催まで残すところ100日となった8月5日、区役所に門秀彦さんデザインによるカウントダウンパネルが登場しました。このパネルは、開催日を待ち望む人々に向けた新しいシンボルとなり、多くの区民や訪問者に親しまれています。観光や地域交流の拠点として、カウントダウンを楽しむ場が生まれました。
応援動画で広がる感動
同日、渋谷区ではデフリンピックの応援動画も公開されました。映像には、デフアスリートや手話通訳の方々、区民、スポーツボランティアなど、さまざまな方々の声が集められています。日本手話・日本語・英語の三言語の字幕がつけられており、聞こえる人も聞こえない人も共に楽しむことができる内容となっています。この動画はYouTubeの「渋谷スポーツチャンネル」や区役所のデジタルサイネージで視聴可能で、応援の輪が一層広がることでしょう。
作品展示について
展示は2025年8月5日から11月14日まで、渋谷区役所の1階東エントランスで行われます。応援アート、カウントダウンパネル、応援動画が同時に展示され、多くの人々に触れる機会を提供しています。アウトドア活動や地域コミュニティの発展にも寄与するこの取り組みは、渋谷区にとっての大きな文化的な意味を持っています。
締めくくり
このようなイベントを通じて、私たちは手話やろう文化への理解を深め、多様なコミュニケーションの重要性を再認識することができます。多くの方々が参加し、共に応援する姿勢が、デフリンピックを成功に導く大きな力となるでしょう。渋谷区の取り組みは、地域社会に新たな繋がりをもたらす素晴らしい機会です。皆さんもぜひ、応援の輪に加わりましょう!