伯方島の新サービス
2025-11-17 15:57:14

愛媛・伯方島で始まる新しい移動サービスと買い物支援の実証実験

伯方島での新しいサービスの誕生


愛媛県今治市に位置する伯方島では、住民の移動手段を広げる新しい公共ライドシェアサービス「あちこち伯方島便」が、2025年11月17日から実証運行を開始しました。このサービスは、島内に点在する約150か所の乗降ポイントを自由に利用できる「のりあいサービス」に加え、地元の小売店から商品を自宅へお届けする「はいたつサービス」を提供します。

新たな移動手段の必要性


伯方島の住民からは、日常的な移動手段の不足や、買い物時の不便さについての声が上がっていました。島内には公共のバスは存在しますが、タクシー事業者がなく、通院や買い物時の移動が難しい状況でした。そこで、地域住民、行政、民間企業が協力し、「伯方島モビリティコンソーシアム」を結成。住民による運転士制度を導入することで、地域密着型の公共交通を実現しました。

あちこち伯方島便の内容


この新たなサービスでは、たとえば通院や買い物など、生活のあらゆるシーンでの利用が見込まれています。「のりあいサービス」は、専用ダイヤルやウェブを通じて事前予約が可能で、事前予約であれば400円(65歳以上や特定の条件を満たす方は200円)というリーズナブルな価格で利用できます。直前予約にも対応しており、急な用事にも便利です。

さらに、このサービスは「はいたつサービス」を併設しており、重い荷物や日用品を自宅まで届けてもらえる便利さが魅力です。島内の登録店舗からの商品の配達が可能で、冷蔵食品や飲料、お米、さらには介護用品まで多彩な商品が対象です。

実証実験の目的


この実証実験は、公共交通機関の運行効率や地域住民の意見を重視しながら、今後の公共交通の在り方を探ることを目的としています。地域住民と協力した「公共ライドシェア」は、移動の自由を提供するだけではなく、地元経済の活性化にも貢献します。実施中には利用データや参加者のフィードバックを収集し、サービスの継続的な改善を図ります。

みんなで支える地域交通


これはただの移動手段の提供ではなく、地域全体で支え合う仕組み作りです。今後、このモデルが伯方島から全国に広がることを目指す取り組みが進められています。地域密着型の公共交通モデルとしての「次の公共交通」の実現に期待が寄せられています。

このように、愛媛県伯方島の公共ライドシェア「あちこち伯方島便」は、住民の生活を支える大きな一歩となることでしょう。今後の展開とサービスの成長に注目したいですね。


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