中高生女子向けSTEMプログラム「Girls Meet STEM in OSAKA」が始動
公益財団法人山田進太郎D&I財団と大阪府が共催する新たな取り組み、
「Girls Meet STEM in OSAKA」は、2025年夏には中高生女子を対象にしたSTEM(理系)領域の体験プログラムを開催します。このプログラムの目的は、中高生女子にSTEM分野の魅力を伝え、それに関連する進路選択の可能性を広げることです。初めての大阪府との共催ということで、関心を持つ女子学生たちにとって自らの未来を考えるきっかけとなります。
プログラムの実施概要
このプログラムは、2025年7月から8月にかけて実施され、参加者を現在募集中です。参加対象は中学1年生から高校3年生までの女子(性自認が女性である方も含む)で、参加費は無料。ただし、交通費などは自己負担となります。プログラムの内容には、企業のオフィスや研究所の見学、最新技術の体験ワークショップ、さらにはSTEM分野で活躍する女性社員や研究者との座談会も含まれています。
実施日程
- - 第1弾: 7月19日から8月17日
- - 第2弾: 8月18日から8月31日
参加希望者は、
5月21日から6月24日の間に第1弾、
6月25日から7月25日には第2弾への応募が可能です。詳細な情報や応募方法については、公式ウェブサイトを参照ください。
STEM分野への興味を広げる機会
「Girls Meet STEM」は、財団が2024年6月に開始したプログラムで、これまでに全国で2,000人以上の中高生女子が参加しています。参加者を対象にしたアンケートでは、76%の女子が「将来なりたい進学先や職業のイメージがわいた」と回答しており、72%の女子が「将来こうなりたいと思える人を見つけた」との結果が得られるなど、大きな成果を上げています。
参加企業の紹介
今年度のプログラムには関西に拠点を持つ14社が参加します。例えば、
オムロン、
花王、
関西電力、さらには
阪急阪神ホールディングスなどが含まれ、各企業が独自の職場見学や体験ワークショップを提供します。
企業の一例として、
西日本旅客鉄道株式会社のツアーでは、社員研修センターでの技術見学や女性社員との座談会が行われます。
関西電力株式会社のツアーでは、送配電事業の裏側を学びながら、理系出身の社員とのディスカッションが設けられています。
プログラムの意義
このプログラムは、大阪府が掲げる「おおさか男女共同参画プラン(2021–2025)」の一環として、女性の理工系分野への進出を促進することを目指しています。D&I財団は、この取り組みを通じて次世代の女子たちに多様な学びの場を提供し、彼女たちが自身の未来を描く手助けを行います。
プログラムへの参加希望や新たな企業・大学の参画情報は、公式ウェブサイトで確認することができます。STEMの世界に興味がある女子学生たちにとって、この機会をぜひ活用してもらいたいです。自らのキャリアを拓くための一歩として、「Girls Meet STEM」を活用してください。