幼児期の習い事に関する調査結果
近年、幼児期に行う習い事の重要性が取り沙汰されていますが、本当に必要なのか、振り返ってみると悩む親も少なくありません。そんな中、ひまわり教育研究センターが実施した調査結果が興味深いものでした。大学受験を経験した子どもを持つ母親200人を対象に行われたこの調査では、約4人に1人が「必ずしも幼児期にさせる必要はなかった」と感じる習い事があると回答したのです。
調査の背景
この調査は、大学受験を経た後の母親たちが、幼児期に受けていた教育がどのように影響を与えたのかを明らかにすることを目的としています。調査対象の子どもたちの年齢は18歳から40歳まで幅広く、96%が18歳から35歳に集中しており、比較的新しいデータと言えます。
幼児期の習い事の数
調査結果は、幼児期に同時に行われていた習い事の数が「2~3個」に集中していることがわかりました。具体的には、0個が18.5%、1個が25.0%、2個が33.0%、3個が18.0%、4個以上が5.5%と、約80%の家庭が1~3個の習い事を行っていることが示されています。このことから、幼児期の習い事の数にはあまりばらつきがないことがわかります。
進学先による習い事の数の傾向
私立大学や国公立大学への進学先によっても、幼児期の習い事の数に大きな違いは見られませんでした。国公立大学進学層では「2個」が36.1%と最も多く、私立大学進学層では30.0%が「2個」を挙げています。
後悔する習い事
今調査の中で特に目を引いたのが、25.5%の母親が「幼児期にさせなくてもよかった習い事がある」と回答した点です。これは、大学受験を終えた保護者の約4分の1が、幼児期の習い事に何らかの後悔を抱えていることを示唆しています。この後悔は、習い事の数が多くなるほど高まる傾向が見られました。特に、習い事が3個を超えると後悔の割合が急激に増加します。
英語への後悔
習い事別の分析では、英語に関して後悔を感じる母親の割合が高いことが確認されました。英語を習った49人のうち、16人が「必ずしも必要ではなかった」と答えたのです。これは、英語の習得が長期的な継続を要するため、適切なタイミングや方法が選ばれなかった場合に後悔につながることが考えられます。
後悔の具体的な理由
調査では「なぜ後悔を感じたのか」という理由も尋ねられました。結果として、子どもの心理的・身体的な負担感や、特に成果が見えづらかったことが大きな要因として挙げられました。さらには、親の期待や不安によって無理に始めた習い事が続かなかったとの声もありました。
まとめ
今回の調査を通じて、幼児期の習い事は「誰の意思で、どのようなバランスで行ったか」によって、その評価が大きく変わることが明らかになりました。
このデータを参考に、今後の幼児教育や習い事選びがより良いものとなることを期待しています。ひまわり教育研究センターの調査結果を通して、これらの貴重な意見が、次世代の教育に生かされることを願っています。