地域文化を未来に繋ぐ「プロジェクト未来遺産2025」参加者募集中！

公益社団法人日本ユネスコ協会連盟が主催する「プロジェクト未来遺産2025」が今年も募集を開始しました。このプログラムは、市民が主体となり地域の文化や自然を大切にし、次世代に紡いでいく活動を支援するものです。

「プロジェクト未来遺産」とは？

「プロジェクト未来遺産」は、地域の文化や自然遺産を守り、次の世代に伝えていく取り組みの一環として2009年に始まりました。これまでに41都道府県から87のプロジェクトが登録されています。選ばれた活動には、活動を後押しする資金も提供され、地域の文化遺産が認知される機会が与えられています。

募集の詳細について

この度募集されるのは、以下の活動です：
1. 市民が中心になって地域の有形文化（建物や遺跡など）を守るプロジェクト
2. 無形文化（演劇や祭事など）を守るプロジェクト
3. 自然環境や景観を守るプロジェクト

応募期間は2025年4月18日（金）から7月31日（木）まで。応募されたプロジェクトは、専門家の審査を経て選定され、合格したものには登録証と20万円の活動支援金が授与されます。

昨年の成功例に学ぶ

昨年度も多くのプロジェクトが登録されました。例えば、北海道の標津郡では「標津遺跡群の魅力を発信するプロジェクト」が推進され、宮城県では「寺崎のはねこ踊」の保存・伝承プログラムも注目されました。これらの成功事例は、地域の声がどれほど力強いものであるかを示しています。また、応募は地域の市民が主体となることが基本ですが、一時的に活動ができていない場合でも、今後の継続計画があれば応募できます。

選考と応募方法

応募書類の選考は、未来遺産委員会による書類審査とその後の現地調査を経て行われます。選考基準については、応募する際に注意深く確認しておくことが求められます。また、応募に際しては、詳細な条件や書類について、公式ホームページでの確認が必要です。

未来遺産運動への参加を！

「プロジェクト未来遺産」が特に重視しているのは、地域の“たからもの”を未来の子どもたちに伝えたいという想い。そのため、地域の歴史や文化に根ざした活動が求められています。この取り組みを通じて、地域の魅力を発信するだけでなく、子どもたちに深く根付いた文化の素晴らしさを感じてもらう機会にもなります。

地域でどんな活動ができるか、一緒に考えてみませんか？応募を心よりお待ちしております。