国際調査結果
2026-01-28 13:12:22

男女の計算力と意識に関する国際調査結果を公開

計算力と意識における男女差の国際調査



公益財団法人スプリックス教育財団は、2025年に実施予定の「基礎学力と学習の意識に関する保護者・子ども国際調査2025」の一環として、計算力およびその意識に関する男女差を調査しました。アメリカ、イギリス、フランス、南アフリカ、中国の5か国を対象に、算数・数学の基盤となる計算力についてのデータを収集し、調査結果を発表しました。

調査結果のハイライト


この調査で分かったのは、主に以下の3つのポイントです。

1. 計算力における男女差の有無: 調査対象の10グループのうち、8グループでは男女間に有意な差は見られませんでした。特に小学4年生および中学2年生のテスト結果では、イギリスとフランスだけが男子の得点が女子よりも高い結果となりました。

2. 意識の違い: 計算力が同等であっても、意識においては男女差が存在することが確認されました。アメリカと中国では男子の方が「計算が好き」と感じている割合が高いことが分かりました。

3. 南アフリカの特異点: TIMSS調査と異なり、南アフリカでは計算力に男女差が見られず、他国と同水準という結果が出ました。この背景には調査対象の選定や家庭環境が影響していると考えられます。

調査の背景


現代社会ではSTEM分野、特に数理科学における男女差の解消が重要視されています。この分野においては特に、技術革新に対応するための教育が欠かせません。過去の調査では、学力における自信差が男女間の格差の原因とされてきましたが、本調査では「計算」という基本的な分野に焦点を当て、その意識と実力の関連を探りました。

調査実施概要


  • - 調査テーマ: 基礎学力と学習の意識
  • - 対象国: アメリカ、イギリス、フランス、南アフリカ、中国
  • - 対象者: 小学4年生および中学2年生
  • - 方法: インターネットパネル調査
  • - サンプル数: 合計1,500名

調査には計算問題が含まれ、各学年で32問の問題が出題されました。意識調査も行い、計算に対する評価や自信について質問し、回答を集計して分析しました。

男女差に関する詳細


小学4年生の男子はイギリスで7.4ポイントの得点差をつけ、中学2年生のフランスでは男子が5.8ポイント高かったものの、その他のグループでは男女差が確認されなかったことが明らかになりました。また、意識に関しては、アメリカと中国で男子の意識が高いことが示されました。

まとめ


今回の調査では、計算力やその意識において多くの国で明確な男女差は見られなかったものの、一部の国や学年では男女間の微妙な差が存在することが示されました。今後、さらなる調査が進むことで、こうした傾向の真偽や要因をより詳細に理解できることが期待されています。スプリックス教育財団は引き続き、子どもの基礎学力についての研究を進めてまいります。


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