「うみごmeの惑星展」
2025-04-14 09:36:30

岡山市で開催された「うみごmeの惑星展」が注目を浴びた理由とは

対話型展示イベント「うみごmeの惑星展」



2025年3月29日(土)および30日(日)、岡山市の百花プラザにて「うみごmeの惑星展」が初開催され、多くの来場者の目を引きました。このイベントは、デザインを通じた社会課題の解決を目指す特定非営利活動法人イシュープラスデザインが手掛けており、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として実施されました。イベントには合計で250名以上の来場者が訪れ、海洋ごみに対する理解を深める貴重な機会となりました。

地球を救うために



「うみごmeの惑星展」は、未来の地球がごみであふれ、「ごみの星」と化した状況を描いています。2080年、地球の環境が著しく悪化し、人々は宇宙への旅立ちを決意しました。彼らの調査団が新しい住処を見つける一方で、地球に残された調査員たちは、海洋ごみと向き合うための研究を続けていました。特に重要な役割を果たすのが、地球に最後に残された少女シオリです。来場者は、シオリの研究や日記を手がかりに、自身の中の「うみごme」と対話し、ミッションに挑むことで、環境問題を自分ごととして捉えるチャンスを得ました。

展示内容の魅力



会場に入ると、まず目に入るのは、うみごmeの生態を紹介するカラフルなパネルです。ここでは、うみごmeがどのようにして生まれたのか、社会背景と共に学ぶことができます。地域特有の環境と結びつけた展示内容により、親子の会話が一層深まり、子どもたちは真剣な表情で展示物を観察し、ミッションに取り組んでいました。

1日目の会場では、親子連れが多く、皆の笑顔が印象的でした。宇宙飛行士に扮したスタッフたちが駆けつけ、参加者のワクワク感をさらに高めました。入場の際には、ダンボール製のロケットを通過し、ミッションシートを受け取ることで子どもたちはロールプレイを楽しむことができました。

第2日目の活況



2日目には、晴れた空の下、さらに多くの来場者が見込まれました。初日のフィードバックを活かし、運営が一部改善されたことで、より多くの親子が対話を楽しむ様子が見られました。展示見学中、子どもたちが「お菓子のごみを捨てるの、気を付けないとね」と会話を交わし、環境について真剣に考える姿が印象的でした。

ミッションをクリアすると、描いたうみごmeのオリジナルカードを手に入れることができる特典もあり、参加者はこの課題や関心を持ち帰ることができました。こういった工夫が、参加者にとって意味深い体験として記憶に残る理由といえるでしょう。

参加者の声



イベントを終えた後、参加者からは嬉しい反応がたくさん寄せられました。キャラクターの魅力や、うみごmeたちの生態がどういったものかを知ることができたことへの感謝の言葉が多く、未来への関心を高める意義を感じている様子が伺えました。しかし、一方で難しい漢字が多かったことに対して意見も寄せられ、さらなる工夫が求められる場面も見かけました。

今回の「うみごmeの惑星展」は、ただのイベントではなく、参加者が環境問題について「自分ごと」として理解する手助けをしてくれた貴重な機会となりました。今後もこういった取り組みが増えることが求められます。続編の開催にも期待が高まる中、私たち一人一人が環境について考え、行動を起こすことが求められていることを再認識しました。


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