未来のロボット博士たちが集結！最優秀賞は加藤歩夢さん

未来の技術を担う子どもたちの成長を支えるコンテスト

2025年11月23日、東京都渋谷で開催された『クリエイティブロボティクスコンテスト2025』。教育事業を展開するヒューマンアカデミー株式会社と一般社団法人未来創生STREAM教育総合研究所の共催によるこの大会は、参加者たちがロボットとプログラミングの技術を駆使し、創造力と技術力を競う場所となりました。

加藤歩夢さんの受賞経緯

今年のクリエイティブ最優秀賞を手にしたのは、愛知県豊田駒場教室の中学1年生、加藤歩夢さんです。彼女の作品は『子ども専用舌下免疫療法薬箱Ⅱ』というユニークなロボットで、実際に舌下免疫療法を受けている自身の経験を基に設計されました。薬を服用する時間を楽しくするために、クイズを出題したり、ご褒美がもらえる仕掛けを施すなど、遊び心溢れるアイデアが詰まっています。加藤さんのプレゼンテーションは、大会の参加者や審査員を驚かせ、その独特な発想力が高く評価されました。

タイムアタックレース部門の栄光

また、同大会ではタイムアタックレース部門で高校2年生の小池楓さん（山梨甲府南教室）が金メダルを獲得。彼女は過去2年間、果敢に挑戦をし続け、ついに待望の成功を手にしました。小池さんのロボットは圧倒的な速さを誇り、努力と工夫の成果が凝縮されています。

教育の新たな形

このようなロボコンは、子どもたちが未来の技術者として成長するための重要なステップとなります。近年の大学入試制度改革においては、知識に加え、創造性や協働性が求められています。加藤さんや小池さんのような探求活動の成果は、新しい評価基準においても大きな強みになるでしょう。また、経済産業省の予測によると、2040年にはAI・ロボット関連人材が約326万人不足するとされ、理系人材の早期育成が急務となっています。

ヒューマンアカデミーの役割

ヒューマンアカデミーは、子どもたちがSTEM教育を通じて未来を担える力を育むためにさまざまなアプローチを実施しています。特にロボット教室では、子どもたちが実際にロボットを作りながら、科学技術に対する興味を育てています。

充実したサポート体制

大会へ参加する子どもたちに対しては、ヒューマンアカデミーが提供するロボティクスプロフェッサーコースなど、上級者向けのプログラムも用意されています。子どもたちが自らのアイデアを形にする中で、問題解決能力や創造力が育まれます。また、成功者たちはSNSやYouTubeを通じて、試作品の発表や大会の様子を多くの人々とシェアしています。このような取り組みが、一般の人々にとってもロボット教育の魅力を感じるきっかけとなるでしょう。