全国小学生の夏休み宿題事情と家庭学習時間の実態調査

株式会社SVCが運営する発達に悩む子どもを持つパパママ向けQ&Aサービス「ふぉぴす」が実施したアンケート調査の結果をお届けします。今年の夏休み、全国の小学生たちはどのような宿題に取り組んでいるのでしょうか？また、家庭での学習時間はどのくらいなのでしょうか？

調査の概要

この調査は、全国の小学生以上の子供を持つ保護者を対象に行われ、200名がインターネットを通じて回答しました。調査の日時は2025年7月で、結果は以下のようになりました。ぜひ参考にしてみてください。

宿題の内容

アンケートの結果、最も多くの家庭で出された宿題は「サマードリル」で、147件の回答がありました。このことから、基礎学習を重視する傾向が浮かび上がります。それに続いて、「自由研究」が129件、「読書感想文」が116件と、思考力や表現力を育てる宿題も多く出ていることがわかります。

また、「プリント課題」や「絵日記」、「習字・ポスター」なども見られ、多様な宿題が学校ごとに特色を持って出されている様子が確認されました。「宿題はなし」との回答はわずか2件であり、大多数の小学生には何らかの宿題が与えられている現状が明らかになりました。

さらに、タブレットを活用したプログラムや、SDGs関連の調べ学習などの新しい形式の宿題も登場しています。図書館の本を使った調べ学習や、ホウセンカの観察日記、料理実習といった体験を活かす宿題もあり、家庭や学校の方針によって幅広い内容となっています。

家庭の学習時間

また、家庭での学習時間についても興味深いデータが得られました。最も多かったのは「1〜2時間程度」という回答が33.5%を占め、「2〜3時間程度」は26.5%という結果でした。全体として、6割以上の家庭が1〜3時間の学習時間を確保していることが分かります。特に、無理のない範囲で学習習慣を維持している家庭が多いようです。

一方で、1時間未満の学習時間という回答も24%あり、学年や家庭の方針によって差が生じていることが伺えます。「3時間以上」の長時間学習は1割強と少数派で、全体的には「1〜2時間程度」が最も一般的なスタイルと言えそうです。

まとめ

今回の調査結果から、全国的に多様な種類の宿題が課されていることがわかりました。特に、基礎学力の維持に加えて、体験を活かした思考や表現を育てる宿題がバランスよく出ている傾向が見受けられます。また、家庭学習時間も無理のない範囲で確保されているため、多くの家庭が宿題に対して計画的に取り組んでいることが伺えます。

夏休みならではの経験や活動に取り組みつつ、家庭での学習習慣を維持することは、休み明けのギャップをなくすために各家庭が工夫している重要なポイントと言えるでしょう。これからも、保護者同士の情報共有や、専門家の助言を得ることで、子どもたちの学びを支えていきたいものです。

ふぉぴすについて

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