新しい日本語教材
2025-10-15 11:48:39

外国籍児童のための新しい日本語学習教材が登場!クラリスタディ

日本語が初めての子どもたちに贈る新教材



オフィシャルなリリースとして、2025年10月10日(金)より、SUN株式会社が提供する日本語ビギナー向けデジタル学習教材「くらしスタディ for beginners」の提供を開始します。この教材は、特に増加傾向にある外国籍児童・生徒を対象にデザインされており、彼らが抱える学習の課題に取り組むために開発されました。

現在の教育現場の現状



文部科学省の調査によると、2023年現在、日本語指導が必要な外国籍児童・生徒の数は約69,123人に達しており、2019年の調査結果と比べて18.6%も増加しました。これに伴って教師たちからは、初期日本語指導を受けた後でも、語彙理解や文法に関する困難を抱える生徒が多いという声も上がっています。授業の内容についていけないために学習意欲を失うケースや、質問ができずに悩む子どもたちが存在しています。

教材開発の背景



このような現状を受けて、SUNは「授業だけでは補えない日本語基礎力を、いつでもどこでも学習できる教材で支援したい」という思いから本教材の開発に踏み切りました。長期休暇中の宿題や自習の時間に、また道徳の時間での活用を想定した設計となっています。これにより、外国籍生徒だけでなく、その保護者にも学びの機会を提供することができます。

「くらしスタディ for beginners」の特長



この教材には以下のような特長があります。

  • - 段階的な学習: ひらがなやカタカナの書き方と発音を、書き順や発音とともに学べるため、正確に文字を習得できます。
  • - 基礎漢字の収録: 小学校で学ぶ基礎的な漢字を多数収録。2025年7月現在、小学校1年生から6年生の漢字に対応しています。
  • - 文法学習の充実: N5・N4レベルの文法問題が多数あり、日常生活でも使う基本文法を繰り返し学習できます。
  • - 楽しい学びの環境: ゲーム感覚で学べる教材設計により、子どもたちが楽しく学習できるよう工夫されています。

この教材は全6レベル、204ステージ、合計4,080問を収録しているため、子どもたちは達成感を感じながら継続的に学習できるのです。

学習管理機能の導入



さらに、教師や管理者は学習状況を把握できる進捗管理システムも搭載されています。これにより、各生徒の学習進度をリアルタイムで確認することができ、適切な宿題や学習指導が可能です。特に、教師たちは、この教材によって宿題やテスト作成の手間を大幅に削減できるとの声も寄せています。

様々な活用シーン



「くらしスタディ for beginners」は、以下のような多様な学習シーンで幅広く活用可能です。
  • - 授業中の副教材: 授業の理解をサポートする副教材として利用できます。
  • - 自習や道徳の時間: 生徒が自分のペースで学べる自習時間に最適です。
  • - 長期休暇の宿題: 長期休暇中の宿題や復習のための教材としても活用できます。

期待される効果としては、ひらがな・カタカナの定着率向上、漢字学習の効率化、学習意欲の向上などがあります。導入校の先生からは、「日本語指導の時間以外でも利用できることが助かる」など高い評価を得ています。

導入事例



「くらしスタディ for beginners」は、具体的には以下のような教育現場で活用されています。
  • - 江戸川区立西小松川小学校: 家庭学習の習慣化や日本語指導の副教材として使用されています。
  • - 大阪府立福井高等学校: 休暇中の学習習慣づくりや義務教育レベルの漢字を学ぶために活用されています。

このように、「くらしスタディ for beginners」は、外国籍の児童が日本の教育環境に適応できるように支援する大きな役割を果たすことが期待されています。これからの学びのために、ぜひ注目してみてください。


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