楽しく学べるプログラミング「ちゃんプロ」資金調達でさらなる発展へ

「楽しく学べるプログラミング『ちゃんプロ』」

近年、プログラミング教育が注目される中、子供たちが楽しみながら学べる新しい取り組みが進展しています。その一例が、株式会社Minedが運営する「ちゃんプロ」。プログラミング言語「Python」を使ったライブ授業を提供しており、ゲーム感覚で学ぶことができるため、大変人気を集めています。

Minedの教育理念

Minedの代表取締役CEOである前田智大氏は、灘高校からMIT（マサチューセッツ工科大学）へ進学し、日本とアメリカの教育スタイルの違いを体験しました。彼は、成功する若者には共通して“自らの興味や目的を追い求める姿勢”があると感じ、これを教育に活かそうと「ちゃんプロ」を立ち上げました。このプログラムは、学ぶことを「楽しさ」に変えるための試みであり、子どもたちが主体的に学べる環境を整えています。

「ちゃんプロ」の特徴

「ちゃんプロ」では、一般的なプログラミング教育にありがちな難しさを解消し、楽しむことを重視しています。

- 高い学習継続率: ちゃんプロは97%という驚異の継続率を誇り、多くの子どもたちが自身の目標を達成しながらプログラミングを学んでいます。この成果は、教育方法の工夫と、生徒ひとりひとりを大切にするサポート体制から生まれています。

- 簡単に始められる環境: プログラミングでよくある課題として、環境設定の難しさがありますが、ちゃんプロではブラウザを開くだけで、すぐに授業が始められるような便利なシステムを導入しています。

- ゲーム作りを通じた学び: 初心者向けの入門コースでは、実際に動くゲームを作ることを目的にしており、楽しみながらプログラミングを学ぶことができます。これによって、「何を作ればいいのかわからない」という悩みを解決しています。

新しい挑戦と資金調達

最近、Minedは6000万円の資金を調達し、累計で2.1億円に達しました。この資金によって、今後「ちゃんプロ」はより一層の発展を目指しています。どうやって子どもたちが楽しめる学びをさらに強化しつつ、ライブ授業やAIによるサポートを通じてグローバル展開を進めていくのかが注目されています。また、アメリカでも事業を展開する予定であり、教育の枠を超えた新たなスタンダードを構築していく意気込みが感じられます。

教育とエンタメの融合

ジェネシア・ベンチャーズの一戸将未氏は、「ちゃんプロ」の成長を評価し、教育の新しい形を求める時代の流れに沿ったビジョンを持っていると述べています。教育とエンタメをうまく融合させ、子どもたちが楽しく学び続けられるような仕組みを作ることが、次世代の学びを変えていくことに繋がると期待されています。

式典では、Minedのさらなる成長と、子どもたちの未来が明るいものであるように願う声が多く寄せられました。今後も「ちゃんプロ」が提供する新しい教育体験に, 目が離せません。