キユーピーみらいたまご財団の助成証書授与式は新たな食育の形を提案

キユーピーみらいたまご財団の2025年度助成証書授与式

2025年4月18日、公益財団法人キユーピーみらいたまご財団は、助成証書授与式をオンラインで開催しました。この年度の助成金は、食育活動に取り組む27団体と、食を通じた居場所づくりを目指す28団体など、合計179団体に贈られることが決定しました。この数は前年比117％の増加を示しており、過去最大の規模と言えます。

食育活動助成から居場所づくりまで

授与式では、さまざまな団体が支援を受けることが発表されました。「食育活動助成」では子ども食堂などで使用する食材を共に育てるプログラムが多く見られました。特に、地域の子どもたちが母国の食文化を学びながら、共同で食材を育てる活動に注目が集まっています。

また、不景気や物価の上昇といった厳しい現実も浮き彫りになっており、多くの団体が食事提供の持続が困難であると報告しました。しかしながら、こうした中で子ども食堂の設立や地域活性化に努める団体の姿勢には、多くの希望が込められています。

交流会での意見交換

授与式のあとの交流会では、参加した132団体の代表者が集まり、互いの課題や活動の意義について熱い議論を交わしました。これにより、団体同士のつながりが強まり、新たなアイデアや情報が生まれる貴重な機会となりました。「共育」という考え方や、農業体験を通じた学びの重要性についても多くの参加者が意見を出し合いました。

さらに、学生と地域の高齢者が一緒に活動する事例も紹介され、異なる世代間での交流の重要性が再確認されました。キユーピーの従業員も進行役として参加し、助成団体が直面している問題を共有し合う様子は、心温まるものでした。

未来に向けての目標

キユーピーみらいたまご財団は、今後も食育活動や子どもたちの居場所づくりを支えていきます。彼らの活動が、地域社会をより良いものにし、未来の子どもたちの健やかな成長に寄与することを目指しています。

このような取り組みを通じて、食を通じたコミュニティの形成が進み、より多くの人々が一緒に手を取り合う社会が実現することを願っています。