NIJINアカデミーの二度目の卒業式、対面とオンラインで開催
2025年の春、オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」では、特別な卒業式が行われました。この日は、対面とオンラインの二つの形式で実施され、小学6年生と中学3年生、合わせて40名ほどが新たな旅立ちを祝いました。総勢150名の参加者が集まったこのイベントでは、卒業生たち自身が自らの成長を語る貴重な瞬間が多くありました。
卒業生の心の声
中学3年生の卒業生は、「NIJINアカデミーに通う前は、不登校というレッテルに悩まされた。でもここに来て、自分のやりたいことを挑戦しても良いんだと気づけた」と力強く語りました。小6の生徒も、「好きなことを追求できる時間が、自分に合っていた。今後も自信を持って行動していきたい」と自己表現への喜びを語り、心の変化を感じさせました。
さらに、イラストを描くことが好きながらも周囲の目を気にしていた学生も、「こちらでは、自分の思いを自由に表現できることを学びました」と述べ、感謝の念を表しました。卒業式ではこれらの卒業生たちが、歌や動画のプレゼンテーションを通じて自分自身をアピールしました。オンライン参加者も含め、大きな盛況を見せたのです。
在校生と保護者のメッセージ
在校生たちもこの華やかな場に思いを寄せ、「NIJINアカデミーは仲間と共に成長できる場。卒業生たちが作り上げてくれた道を、我々も希望に変えていきたい」と熱いメッセージを送ります。そして、保護者からも「集団の中ではあまり派手には動けないが、友達と一緒にいることで参加を決意できた」との声を頂きます。その実際の変化に喜びを感じています。
自らの手で作り上げた催し
この卒業式は、在校生の実行委員によって影響力のある形で実施されました。オープニング映像の制作から、その後の司会進行、さらにはレクリエーションの企画、卒業証書や記念品のデザインに至るまで、それぞれの特技を生かして活動しました。このような経験は、参加した生徒たちにとって強い自信となり、今後の向上心へつながることでしょう。
卒業生は「ここで過ごした時間は色とりどりの思い出に満ち溢れています」と振り返りますが、まさに生徒一人ひとりの成長の場としての役割を果たしている証拠と言えます。
NIJINアカデミーの取り組み
「NIJINアカデミー」は、不登校の小中学生に新しい教育の機会を提供するために設立された学校です。2023年には全国から約400名の生徒が入学しており、その数は増え続けています。2024年からは実際の場所でも学べるプログラムを開始する予定です。この学校では、「心理的安全性」「高品質な授業」「子ども主体のプロジェクト」に基づいた教育を行っており、各生徒が自分につながる希望を探し求められる環境が整っています。
今日の教育環境において、希望を持てる教育を模索する「NIJINアカデミー」は、まさに不登校の子どもたちの明るい未来を創出するための取り組みを続けているのです。
株式会社NIJINは、教育課題の解決に向けた様々な仕組みを創り上げています。「自分を出せない」子どもたちを無くすことを目指し、教育界に新たな光をもたらすために取り組みを進めています。これまで多くの教育問題に対処してきたこの企業に、これからも注目が集まることでしょう。