キープ・スマイリングとケロッグが提供する「応援パック」で入院中の家族を支援

入院中の家族を支える「応援パック」

認定NPO法人キープ・スマイリングと日本ケロッグが協力し、入院中の子どもたちとそのご家族を支援するために、特別な「スペシャル応援パック」を贈呈しました。この取り組みは、10月の「世界食料デー月間」に行われ、入院中の家族にとって重要な「食」の問題を解決しようとするものです。

伴う家族の「食」に関する課題

キープ・スマイリングは、2020年から長期入院中の子どもに付き添う家族へ、やむを得ず調理ができない状況を考慮し、調理不要の食品や衛生用品を詰め込んだ「付き添い生活応援パック」を支援してきました。今年からは、突然の入院に付き添わなければならない家族のために、より手軽に利用できる「付き添い生活応援パックライト」の提供が始まりました。昨年行った調査では、多くの付き添い家族が「栄養の偏り」や「食事の準備が難しい」といった深刻な悩みを抱えていることが明らかになりました。

特に、4人に1人は「1日2食しか食べられていない」と回答しており、その理由には「食べられる時間がない」「飲食禁止の病室で離れられない」などが挙げられています。そのため、院内のコンビニや売店に頼った結果、手軽な「パン」や「弁当」で済ませることが多い状況です。

「スペシャル応援パック」の内容

10月6日には群馬県のJCHO群馬中央病院で、入院中の子どもたちとその家族に「スペシャル応援パック」を贈呈しました。パックには、ケロッグの栄養バランスの取れたシリアルや、子ども向けのお絵かきノート、色鉛筆が含まれています。この贈呈式には、ケロッグの人気キャラクター「トニー・ザ・タイガー」も参加し、子どもたちに直接プレゼントを手渡しました。

医療スタッフからの評価

JCHO群馬中央病院内では、医療スタッフもこの取り組みを評価しています。院長の内藤浩氏は「小児の付き添いに関する課題が改善される貴重な取り組み」と感謝を述べたほか、小児科主任部長の河野美幸氏は「シリアルが心の支えになる」と語っています。看護部長の茂木香里氏も、家族にかかる負担を軽減することが看護の責任だと強調しています。