世界ポリオデーの意義
毎年10月24日は「世界ポリオデー」。これは、ポリオウイルスの根絶を目指すための重要な日です。ポリオは主に若い子供たちを襲う恐ろしい病気で、ウイルスが脊髄を傷つけることで運動機能に深刻な影響を与えることがあります。日本ではワクチンの普及により、ポリオの発症は過去のものとなりましたが、世界的には依然として感染が確認される地域が残っています。
昨年、紛争地域であるガザ地区で約25年ぶりにポリオの発症が報告されました。危機感を感じると共に、私たちは「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(JCV)とともに活動することで、これ以上の感染拡大を防ぐ努力が必要です。
不要なハガキや切手で支援を
JCVでは、ポリオ感染拡大の防止に向けた一環として、「ハガキ・切手回収キャンペーン」を実施しています。このキャンペーンでは、古くなったハガキや不要な切手を寄付することで、その資金が途上国の子どもたちにワクチンを届けるために使用されます。
例えば、昨年このキャンペーンを通じて521,719人分のポリオワクチンが提供される結果につながりました。1人当たり約20円のワクチンが、あなたの不要品から生まれることができるのです。このように、身近なものでできることは意外に多いのです。
参加方法も簡単
このキャンペーンに参加する方法はとてもシンプルです。
1.
お手元の封筒やレターパックで送付: 特別な申し込みは不要。手元にあるもので簡単にお送りいただけます。ただし、送料はご負担頂く必要があります。
2.
専用封筒をリクエスト: 事前の申し込みを行った方には、送料不要の専用封筒をお送りします。簡単に寄付ができるやり方です。
3.
スターターキットの申し込み: 企業や団体のために、回収専用封筒をまとめて設置できるスターターキットもご用意。これにより、継続的に回収を行うことが可能になります。
寄付対象は、未使用または書き損じたハガキ、未使用切手(金券やテレホンカード、アクセサリーも可)、など多岐にわたります。ただし、古いハガキや記念切手は回収対象ですので確認が必要です。
ポリオ根絶に向けたもう一歩を
ポリオ根絶には、私たち一人一人の意識と行動が欠かせません。G7サミットでは、ポリオ根絶に向けた支援の継続を求める声が上がっています。この運動に参加することで、未来の子供たちの命を守る一助となるのです。また、感染症からの子供たちの命を守るために、全世界で日々4,000人もの子供たちの命を救うために、ワクチンの供給を推進していくことが求められています。
私たちJCVは1994年の設立以来、UNICEFや各国の保健省と連携し、多くの子どもたちにワクチンを届けてきました。2024年にはさらに多くの子どもたちにワクチンを提供する計画があります。
あなたも私たちと一緒に、切手やハガキを通じて子供たちの未来を支援しませんか?