中之島小中一貫校の魅力的な校外学習体験
2025年6月10日と12日、リーガロイヤルホテル大阪で中之島小中一貫校の32名の児童が特別な体験をしました。この取り組みは、地域貢献活動の一環として行われ、ホテルスタッフが館内を案内しながら、さまざまな質問に答える形式で進行しました。見学では、児童たちがホテルの歴史や文化について理解を深めることを目的としています。
中之島クエストの一環
中之島小中一貫校では、「ナカノシマクエスト」と名付けた教育プログラムの一環として、地域文化や歴史について学ぶことが実施されています。これにより、児童は地域に親しみを持ち、さまざまな人々と接する力を培っています。見学を通じて、具体的な体験を得ることで、さらに深い学びを得たいという意図がありました。
ホテル見学の詳細
実際の見学では、児童たちが正面玄関からロビー、客室まで広範囲にわたって案内され、特にクリスタルチャペルでは質疑応答の時間も設けられました。参加した児童たちは、「客室数は?」「どんな職業があるの?」「1日でどれくらいのお客さんが泊まっているの?」など、興味のある話題について積極的に質問しました。こうした経験を通じて、児童たちは自分たちが住む地域の一部であるホテルの仕事を身近に感じることができました。
地域とのつながり
リーガロイヤルホテルは、今年の春にIHGホテルズ&リゾーツの「ヴィニェット コレクション」に加盟し、地域文化への貢献を強化しています。「A Means For Good」という理念のもと、過去には大阪市所管の児童養護施設の子どもたちへの接遇マナー講習の支援を行い、大阪市より感謝状も受け取るなど、地域との連携を深めています。今回の見学もその一環で、児童たちにとって特別な経験となりました。
教員の意見
中之島小中一貫校の担当教員は、「ナカノシマクエスト」が児童にとって発見の喜びを感じさせるものであることを強調しました。このプログラムは、自分たちの地域に対する誇りを持つことで、児童が学び、成長することを目的としています。学びを通じて、地域の人々の思いや願いを感じ取ることが期待されています。
児童の感想
見学後、児童たちは次のような感想を述べました。
- - 「掃除が丁寧でお部屋が広くてピカピカだった。」
- - 「窓がきれいで、食事が美味しそうだった。」
- - 「結婚式を挙げられる場所があってすごかった。」
- - 「良い匂いがして、泊まってみたい気持ちになった。」
- - 「掃除もお客さんを笑顔にするためにやっていると知った。」
これらのコメントからは、児童たちがただ見学するだけでなく、感じたことや学びをしっかりと自分の言葉で表現している様子が伺えます。
ホテルの歴史と未来
リーガロイヤルホテルは1935年に創業以来、「大阪の迎賓館」としての役割を果たし続けています。2025年には90周年を迎える見込で、さらなるリノベーションを進めています。これは、大阪・関西万博やIR開業を見越したもので、ホテルの魅力を一層引き立てることを目的としています。これからも、大阪の文化や歴史の一部として、多くの方々に愛されるホテルであり続けることでしょう。
このような体験を通じて、子どもたちは未来の可能性を広げ、自らの地域への理解を深めることができたのです。