小学生向け英検2級を目指す英語塾が資金調達し成長へ

小学生向け英語塾が資金調達

小学生を対象にした英語塾『Grow Rich English School』を運営する株式会社きみとみらいが、6,000万円の資金調達を行ったことが発表されました。この資金は、日本ベンチャーキャピタル株式会社や個人投資家からの出資、および金融機関からの融資によって調達され、英語教育事業の拡大を促進することを目的としています。

英語教育の新たな潮流

近年、英検を受ける小学生が増加しており、保護者の間では早期に高い英語能力を身につけさせたいというニーズが高まっています。これに伴い、従来の学校教育や塾の枠を越えた「実用的な英語力」の教育が求められています。これまで以上に成果を上げられる小学生向けの英語教育が期待されているのです。

『Grow Rich English School』は、「小学生が英検2級に合格できる教育」を普及させることを目指しています。そして、三鷹本校、国立校、オンライン校で成果を上げており、入塾から1年半以内に約7割の生徒が準2級以上に合格しています。このような成果は、小学生が英検1級や海外大学進学を果たす事例を生むなど、公表されています。

この資金調達は、教育の質を向上させ、校舎を拡大する大きなステップとなります。既に開校している品川校を皮切りに、2025年10月には目白校と白山校もオープン予定です。今後2年間で10校以上の新規校舎設立を計画しており、教材開発や人材採用にも力を入れ、さらなる成長を目指します。

市場のニーズに応える教育

株式会社きみとみらいは、「人生を自由に選択できる人を増やす」という理念のもと、子どもたちに可能性を広げる教育を提供しています。今回の資金調達により、教育の質をさらに向上させるとともに、事業規模も拡大させていく方針です。代表取締役の畑公人氏は、教育の質の向上と事業規模の拡大が次世代の教育業界に貢献できると強調しています。

また、Grow Rich English Schoolでは、音とイメージを組み合わせたり、バイリンガルの講師による対話型の個別指導を行ったりすることで、“使える英語力”を育成しています。さらに、「話せて受かる」ことを重視した逆算設計により、受験英語から実用英語への転換を図っています。

人材育成と採用情報

Grow Rich English Schoolでは、人材育成にも力を入れています。「対話型の自立自走組織」を目指して教育の質を高めており、多様なポジションがあります。校舎長やバイリンガル講師、ビジネスディベロップメントなど、個々の特性や経験を生かした職種で教育事業に貢献できる環境が整っています。

まとめ

この度の資金調達は、日本の教育界において大きなインパクトを与えるものであり、今後の成長に期待が寄せられています。小学生が英検2級を取得することは、単なる資格取得に留まらず、将来の英語教育に対する意識改革をもたらす重要なステップです。『Grow Rich English School』が提唱する新たな教育モデルは、確実に日本の英語教育に新しい風を吹き込むでしょう。