中学受験対策としての片づけ習慣を学ぶ特別講座レポート
2023年3月2日、オンラインにて株式会社Homeportが主催する特別講座が行われました。この講座は、中学受験塾「日能研」に通う小学6年生とその保護者を対象にしたもので、約320組の親子が参加しました。講師は株式会社Homeportの代表、西崎彩智さんが務め、テーマは「やりたいことができる中学校生活を送るためのお片づけ」でした。
講座の目的
この講座の目的は、入学を控える新中学生にとって必要な片づけの仕方を学ぶことです。「ママだけが頑張らない」を合言葉に、家族全員が片づけに取り組める仕組みの構築を目指しています。参加者は、受験勉強が一区切りついた子どもたちと、これからの新生活に向けて心の準備をしている保護者たちです。
講座内容
講座では、主に3つのポイントが伝えられました。まず、受験に関する荷物の整理や自室の片づけが挙げられています。新生活を迎えるにあたって、家庭内の整理整頓が必要な理由を学びました。
次に、「行動チェックリスト」を使用した時間管理の方法が紹介されました。この方法によって、時間を大切に使い、効率よく片づけが進められることが強調されました。
最後に、目標や夢を実現するための5つのステップや、片づけを習慣化するための工夫について伝えられました。これには、やる気を引き出す工夫や、ご褒美制度を取り入れる方法などが含まれています。
講座後の反応
受講者からのフィードバックは非常にポジティブでした。多くの親子からは「毎日の片づけを習慣にしたい」「帰宅後の短時間でも片づけをする時間を意識したい」といった声が寄せられ、参加者たちが新たな一歩を踏み出そうとしている姿が印象的でした。特に、兄弟姉妹がいる家庭では、家全員で協力して片づけを進めようという意識が育まれました。
統計データの面白さ
講座の準備にあたって、Homeportでは事前に「子どもの勉強習慣と片づけ習慣」に関するアンケートを実施しました。その結果、勉強習慣は多くの家庭で身についている一方、片づけの習慣化には課題が残っていることが明らかになりました。79%の子どもが、勉強後に道具をきちんと片づけられないと回答しており、片づけが習慣化されていない家庭が75%に達していました。
また、受験を経て自室の片づけをするのは主に保護者であり、子どもだけで片づけを行える家は少ないというデータもありました。これは、今後の教育方針や家庭内での役割分担について考えるきっかけとなります。
今後の開催予定
Homeportは、日能研関東の生徒とその保護者向けに、5月にも講座を実施予定です。継続的な学びを通じて、片づけの習慣が定着することを目指しています。
会社紹介
株式会社Homeportは、家庭力を向上させるためのプロジェクトや講演を行い、家族が笑顔で過ごせる環境づくりに取り組んでいます。代表の西崎彩智氏は、お片づけ習慣化コンサルタントとして、毎日をより良いものにするためのサポートを行っています。