DVから母と子を守るシェルター改修プロジェクト
認定NPO法人オリーブの家が実施している「母と子と小さな命のためのDV保護シェルター改修プロジェクト」が、このたびクラウドファンディングにて目標額200万円を達成しました。これもひとえにたくさんの方々の温かいご支援のおかげです。感謝の気持ちを込めて、プロジェクトの目的と現状についてご紹介します。
このプロジェクトは、DVから逃れた母子やそのペットが安全に生活できる居場所を整えることを目指しています。特に、家族同然のペットも受け入れているシェルターは全国的にも珍しく、避難をためらう人々の心の支えとなっております。
現在、シェルターは目標を達成したものの、依然として多くの課題があります。冬の寒さや高騰する光熱費、また避難者の生活を支えるための交通費など、改善しなければならないポイントが散見されます。そこで、オリーブの家は更なる支援を求めています。次なる目標として、230万円を設定し、具体的には以下の使い道を考えています。
ネクストゴール概要
1.
冬の寒さ対策(追加3万円)
- こたつや厚手カーテン、そして電気毛布など、冷え込みが厳しい冬を乗り切るための消耗品を購入します。
2.
避難者の交通手段支援(追加10万円)
- 車を持たない避難者のために、病院や行政手続き、買い物時の送迎費用を1年間支援します。
3.
水道光熱費支援(追加30万円)
- シェルターの年間水道光熱費を補助し、経済的負担を軽減します。
これらの取り組みは、むしろ母と子、さらにペットも含めた支え合いの場を確保するために必要不可欠です。皆さんの温かいご支援があれば、さらなる改善を図ることができます。
シェルターでの生活は、DVの影響を受けた人々にとって安心できる場を提供するだけでなく、新たな生活の出発点としても機能します。避難者が抱える不安を少しでも和らげ、安心をもたらす環境を整えるため、オリーブの家はこれからも努力を続けます。
また、プロジェクトの進捗を伝えるスタッフの動画も公開しており、支援者の皆様に感謝の気持ちをお伝えしています。これからも、母と子、小さな命を守るための支援をお願いします。
皆様の気持ちが一つになれば、さらに多くの人の命を守ることができます。ぜひ、私たちの活動に参加していただければ幸いです。
— オリーブの家は、岡山県を拠点に掲げ、2011年の東日本大震災を契機にシェルター活動を開始し、2017年にはNPO法人として正式に設立。DV被害者の保護や支援、シェルター運営、子どもたちへの支援活動など風化させないため日々取り組んでいます。