豊橋市ココエールが開設したこども専用相談ダイヤル
豊橋市のこども若者支援センター「ココエール」では、悩みや不安を抱えるこどもたちが安心して相談できるための特設の相談ダイヤルを設置しています。この取り組みは、特に学校生活や家庭での問題に直面しているこどもたちに向けられており、さまざまなサポートを提供しています。
相談ダイヤルの特徴
ココエールの相談ダイヤルは、こどもたちがひとりで悩みを抱え込まないように設けられたものです。特に夏休みなどの長期休暇中は、友だちや先生と会う機会が減少するため、孤独感が増してしまいがちです。そんな時に、ココエールは優しくサポートを提供してくれます。
- - 電話番号: 0800-200-7832(県内から無料)
- - 利用時間: 平日 9:00〜19:00 / 土・日曜 9:00〜17:00 (祝日除く)
- - 匿名性の保障: 相談の際に名前を言わなくてもよく、相談内容は一切外部に漏れる心配がありません。
- - 携帯やスマートフォンからのアクセスも可能: より多くのこどもたちが気軽に利用できるように配慮されています。
どんな相談ができるのか
ココエールの相談ダイヤルでは、以下のような悩みを気軽に相談することができます。
- - 学校に行くのが怖い
- - 家のことにストレスを感じている
- - なんとなく不安を抱えている
- - SNSでのトラブルや誹謗中傷に悩んでいる
- - 家族の介護や弟妹の世話で自分の時間がないことが辛い(ヤングケアラー)
いずれの悩みも、専門の相談員が丁寧に耳を傾けてくれるので、安心して相談することができます。
ヤングケアラーへの配慮
特に家族の世話を担っているヤングケアラーに向けて、ココエールは特別なサポートを用意しています。彼らは他のこどもたちよりも多くの責任を負っており、自分のための時間が取れないことがしばしばです。ココエールは、そんな彼らの声をしっかりと受け止め、必要な支援に繋げるお手伝いもします。
大人たちに知ってほしいこと
長期休暇は、こどもたちが孤立しやすく、悩みを一人で抱え込みがちです。この相談ダイヤルは、こどもたちが小さなSOSを発信するための重要なツールとして機能しています。2017年度から運用されており、多くのこどもたちの不安や悩みを受け止めてきました。今年からは、夏休み後の9月から10月にも、公共施設に啓発カードを設置し、「一人じゃないよ」というメッセージをより多くの人々に届ける準備が進められています。
ココエールの存在を知ることで、様々な悩みを抱える子どもたちが、少しでも気軽に助けを求められるようになることを願っています。困った時は、いつでも気軽に相談してみてください。
助けを求めることは、決して恥ずかしいことではありません。ココエールはこどもたちの味方です。