想いを宿した着物が新たな命を紡ぐ
着物リメイクアーティスト養成講座の新設
ラフ株式会社は、2025年6月15日から「着物リメイクアーティスト養成講座」を開講します。この講座は、和裁の経験がなくても受講可能で、完全オンラインで提供されます。講座では、思い出の着物をがま口財布やクッションカバー、日傘など、現代の暮らしに合ったアイテムへと生まれ変わらせる方法を学びます。もっと詳しく見ていきましょう。
着物リメイクの必要性
母や祖母から受け継いだ着物は、いつか着るかもしれないと思う一方で、タンスの奥で数十年眠り続けていることも多いですよね。ある調査によると、60代女性の約4割、70代では過半数が着物を所有しています。その多くが、思い出と共に片付けられた状態であることを示しています。本講座は、そんな着物を「処分する」のではなく「未来に活かす」姿勢を大切にしています。
形を変えて新たな役割を果たす
この講座では、「松田式使い切りリメイク術」というオリジナルの手法を基に、日常生活で使えるアイテムへのリメイクを学びます。特別な器具を使わず、針と糸、スマートフォンさえあれば始められるので、針を使うことが久しぶりの方にも安心して取り組んでいただけます。そして、サポート体制も充実。LINEでの配信やグループ相談会を通じて、一人ひとりの不安やつまずきに寄り添います。
文化を守る意義
この講座を修了すると、着物リメイクアーティスト認定ディプロマが発行されます。これにより、受講生は販売活動や講師としての道を開くことができるのです。現代では大量廃棄が問題視される中、「捨てずに活かす」という選択肢は、サステナブルな暮らしへの一歩にも繋がります。和裁士が少なくなっている今、着物文化を育む活動の重要性も増しています。
講師の言葉
この講座を開発した松田実央先生は、祖母の着物が渡された瞬間、「この大切な思い出をもう眠らせたくない」と感じたことが講座設立のきっかけだと語ります。彼女は和裁国家資格を持つ着物リメイク作家で、育休を利用してSNSでの情報発信を始め、多くの人々に影響を与えています。彼女が生み出した「使い切りリメイク術」は、初心者にも取り組みやすい設計となっており、今も多くの受講生に受け継がれています。
受講生の声
受講を経て「私にもできた」という声や「母にプレゼントできた」「子どもに引き継げた」といった感動のエピソードが寄せられています。この講座は単に求められるモノを作ることに留まらず、「自分の人生を新たに歩き出す」きっかけともなり得る貴重な学びの場です。
講座詳細
- - 講座名: 着物リメイクアーティスト養成講座
- - 開始日: 2025年6月15日
- - 形式: 完全オンライン(動画講義+サポート)
- - 内容: 松田式使い切りリメイク術による着物の再活用(がま口財布、日傘、クッションカバー等)、オリジナル教材キット、ディプロマ発行、LINEサポート、月1回のグループ相談会
まとめ
私たちは、学びを通じて「やってみたい」という一人ひとりの想いを応援し、文化を未来に繋げる新たな一歩を広げていきます。皆さんの参加をお待ちしています。