宮城県石巻の新たなプロジェクト
宮城県石巻市で始まる新しい探究プログラム「ムムム!」は、中高生の自主性と行動力を育むための半年間の長期伴走型プロジェクトです。震災後の復興が進む中、地域に残る若者たちが自分たちの未来に目を向け、自ら行動できる力を養うことを目的としています。
「ムムム!」の背景
震災によって大きな影響を受けた石巻市では、多くの若者が都市部に流出し地域の活気が減少しています。地域の未来を担う若者たちが地元の魅力を知ることが求められています。そのため、一般財団法人まちと人とが新たに立ち上げたのがこのプロジェクトです。これまで地域で活動してきた高校生たちから「何かをしたい」という声をきっかけに、活動を始めた経緯があります。
プログラムの概要
「ムムム!」は、石巻市を舞台に、中学生および高校生を対象としたプログラムです。具体的には、月に2回行われるワークショップ「たくらミーティング」を中心に、参加者が自分の興味を持つ分野に挑戦し、仲間と一緒に頑張る機会が提供されます。プログラムは2025年10月から2026年3月までの間に実施され、体験会も予定されています。
日程と活動内容
- - 体験会: 10月1日(水)17:00~19:00 @石巻市ささえあいセンター
- - キックオフ会: 10月14日(火)17:00~19:00
- - その他の活動: 地域の事業所や中心市街地で実施され、自分のやりたいことを形にしていく機会が設けられています。
参加者は、地域に在住する中学生・高校生から約10名を予定しており、体験会で詳細を知った後、正式にプログラムへ参加する流れになります。
参加者の声
参加者の中には、地域の大人たちとの出会いを通じて新たな刺激を受け、進路選択の際に役立つ体験ができたという声や、内気だった自分が外に出て他の学生や大人と交流出来るようになったという感想があります。これらの声は、若者たちがこのプログラムを通じて自分自身を成長させる過程を映しています。
力強い支援と未来への思い
プロジェクトに関わる佐々木紫乃さんは、教育学を学んだ経験から若者が地域に根ざし、自分の可能性に挑戦できる環境を提供することの意義を語ります。彼女は、石巻の若者たちが地域の温かさを感じることで、未来への期待を持ってもらいたいと力強く発信しています。
結論
「ムムム!」は、行動力や創造性を育むことを目的とし、地域とのつながりを強化するための全く新しい試みです。この機会に興味がある中高生はぜひ参加し、石巻の未来を共に創造していきましょう!