豊橋市向山大池におけるアカミミガメ捕獲作戦
2023年9月27日、豊橋市民文化会館と向山大池を舞台に、アカミミガメを調査しその生態系を守る「向山大池の生態系を守り隊」が開催されます。このイベントは地元住民が参加できる貴重な機会であり、特に自然や生き物に関心がある方にとって見逃せないイベントです。
アカミミガメとは?
アカミミガメは、顔の横に赤いラインが入ったカメで、その特徴的な甲羅の模様から多くの人に愛されています。しかし、このカメは日本の在来種に悪影響を及ぼす問題の存在でもあります。在来種のカメのエサや住処を奪うことから、特定外来生物と定義されています。豊橋市ではこのアカミミガメが多く見られ、地域の生態系に影響を与える存在となっています。
イベントの内容
当日は2つのプログラムが用意されています。
1.
現地調査:捕獲網を使用して、アカミミガメや他の生き物の引き上げを行います。過去の調査では、アカミミガメ以外にも特定外来生物であるブルーギルなどが捕獲されたことがあります。これは普段なかなか見ることのできない、生き物たちとの遭遇のチャンスです。
2.
座学:カメ研究の第一人者である矢部隆氏をお招きし、アカミミガメの生態やその影響についての講義が行われます。特定外来生物について、そして生態系保全の重要性を深く学ぶ機会となるでしょう。特に「外来生物」とは何か、その定義や禁止事項などについて学ぶことで、参加者は生態系保全がいかに大切かを理解できるようになります。
参加について
このイベントは市内在住の小学生以上の方が対象で、定員は50名です。抽選での参加者選定となりますので、興味のある方は早めに申し込みを行うことをお勧めします。費用は無料で、自然とのふれあいを通じて学ぶ貴重な体験が待っています。汚れてもよい服装やゴム手袋、タオル、飲料水を持参して参加しましょう。
おわりに
向山大池の生態系を守る活動に参加することは、自分自身の自然に対する理解を深める良い機会となるでしょう。日常生活では気づかない生き物たちの存在を実際に調べ、その重要性を感じてみてはいかがでしょうか。アカミミガメ捕獲作戦に参加し、地域の生態系保全に貢献する一歩を踏み出してみましょう。