「寒川神社と獅子頭」の上映会とフィールドワーク
2025年1月16日、千葉県千葉市で行われたアニメーション「寒川神社と獅子頭」の上映会とフィールドワークが、大盛況のうちに終了しました。このイベントは、一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が共同で推進する「海ノ民話のまちプロジェクト」の一環として実施されました。
イベントの背景
「海ノ民話のまちプロジェクト」は、地域と海との関わりを深め、その重要性を次の世代に伝えることを目的としています。この取り組みの中では、海にまつわる昔話をアニメーションの形で子供たちに届け、地域への愛情や海への感謝の気持ちを育むことが狙いです。本プロジェクトの公式サイトやYouTubeチャンネルでは、さらに詳細な情報や新しい作品の公開を行っています。
上映会の内容
当日は寒川小学校と新宿小学校から200名以上の児童が参加しました。みんな寒い冬の日にも関わらず、上映されたアニメーションに夢中になり、様々な感想を持ち帰ったようです。特に印象的だったのは、「このアニメを通じて、昔は海だった今の暮らしについて学べたこと」と多くの子供がコメントしていたことです。また、上映後にはアフレコ体験も行われ、児童たちは自分たちの声でキャラクターを演じる楽しみを味わいました。グループごとに練習し、発表する際も活発に手を挙げて参加し、大いに盛り上がりました。
フィールドワークの実施
フィールドワークは寒川小学校の児童のみが参加し、実際に寒川神社へ行きました。寒川神社は学校から徒歩数分の距離にあり、講師の鈴木年樹氏の指導のもと、その歴史や文化について学びました。特に、昔の漁師が作った「万祝」の説明を通じて、当時の人々の暮らしや海との関わりについて詳しく知ることができました。また、実際に神社の本殿に入る体験もあり、参加した子供たちは興味津々で周囲を観察していました。
参加者の感想
参加した児童たちからは、「こんな身近に海にまつわる昔話があると知らなかった。」や、「アニメがすごく面白かった、獅子頭がかっこよかった!」といった声が上がりました。アフレコ体験に関しては、ある男子学生が「ワクワクした探検のようだった」と楽しんでいた様子が印象的でした。
まとめ
このイベントを通して、児童たちは地域文化や海とのつながりについて深く学ぶ機会を得ました。海との関係をつなげた物語や体験が、彼らの心にどんな影響を与えるのか、今後がとても楽しみです。これからもこのような取り組みが広まり、地域の魅力を伝えていくことが重要です。参加者の皆様に感謝しつつ、次回のイベントを心待ちにしたいと思います。