第23回カナガワビエンナーレ国際児童画展
今年の夏、子どもたちの創造力と情熱を感じられる「第23回カナガワビエンナーレ国際児童画展」が開催されます。2025年7月20日から8月31日まで、あーすぷらざの3階企画展示室で行われ、多くの作品が展示される予定です。
国内外から集まった多彩な作品
今年は72の国と地域、加えて神奈川県内および全国の外国人学校から集まった10,742点もの作品が寄せられ、厳正な審査を通過した521点が選ばれました。その中には、海外からの作品390点と日本国内からの作品131点が含まれています。
特に注目すべきは、受賞作品です。大賞に輝いたのは、チェコの8歳のMatyáš Štolfaが描いた「絵を描いているとき」、モルドバの15歳Boykov Daniilの「もてなし」、そして東京都の外国人学校に通う5歳のMuthumuni Saven Diniru De Silvaの「スリランカの稲刈り」となりました。このように、世界中の子どもたちの豊かな表現力を堪能できる貴重な機会です。
賞の種類と選考方法
入賞者にはさまざまな賞が用意されており、外務大臣賞や総務大臣賞に加えて、特別賞やカナガワ賞なども存在します。特に、外務大臣賞を受賞したのは、台湾の10歳のLin Shih-Jyunの「輝かしい努力」。国内では鎌倉市の13歳の武石花菜子が描いた「私の靴」が総務大臣賞に選ばれました。
審査は、著名な美術館の学芸員や美術教育の専門家などで構成された審査委員によって行われ、多様な視点での評価が行われています。
カナガワビエンナーレの歴史
この国際児童画展は、1979年の国際児童年を契機にスタートしました。1981年から隔年で開催されており、絵画を通じて子どもたちの夢や想像力を育むことを目指しています。地域住民や国際交流においても重要な役割を果たしているこの展覧会は、子どもたちの多様な文化を理解するための架け橋となります。
展覧会の詳細
展覧会は入場料が無料で、毎日10:00から17:00まで開館しています。ただし、祝日を除く月曜日は休館となりますのでご注意ください。入場は16:30まで可能です。子どもたちにとって、楽しみながら多くの作品を観ることができる貴重な体験となるでしょう。
また、展示された作品は神奈川県内の13ヶ所を巡回する予定ですので、ぜひお近くの会場を訪れて、子どもたちの世界を感じてみてください。
お問い合わせ情報
より詳しい情報は、カナガワビエンナーレ国際児童画展事務局まで。電話は045-896-2121、メールはk-biennial@earthplaza.jpで受け付けています。公式サイトもぜひチェックして、子どもたちの素晴らしい作品を見に来てください。