子供向けプログラミング教材『デジタネ』が資金調達を実施
エデュケーショナル・デザイン株式会社は、小中学生向けのエンターテイメント型プログラミング教材『デジタネ』を運営しています。このたび、同社は静岡キャピタルと静岡銀行からの支援を受け、シリーズAラウンドで1億円の資金調達を実施することが発表されました。この資金調達は、今後のさらなる成長やサービス強化に向けた大きなステップとなります。
資金調達の背景
『デジタネ』は、約300のライセンス提携校と共に展開されており、オンラインコースの利用者数も前年比で約200%増加しています。これにより同社は、子供たちにプログラミングを楽しく学んでもらうための魅力的な教育サービスを提供するために、マーケティング強化や機能開発に資金を投じるとしています。また、デジタル人材を育成することが、日本の経済力向上にも寄与すると同社は考えています。
代表者のコメント
代表取締役の脇田真太郎氏は、今回の投資に対する感謝の意を示し、デジタル社会でのIT教育の重要性を強調しました。「子供たちが夢中になれるエンターテインメント空間で学べるサービスを提供し、IT力が国力になる社会を目指します」と語り、継続的な事業成長を目指す意欲を表明しました。
投資家の期待
静岡キャピタルの山内栄二ディレクターは、『デジタネ』が子供たちにプログラミングの楽しさを伝える重要な教材であることを評価しました。信金キャピタルの大森氏も、プログラミング教育の重要度が高まっている中での同社の役割に期待感を示しています。
提供する教材の内容
『デジタネ』では、人気のゲームコンテンツであるマインクラフトやRoblox(ロブロックス)を題材にした楽しいプログラミング教育が行われています。2025年4月にはRoblox専用のビジュアルプログラミングソフト「ロブクラッチ」をリリース予定で、低学年向けでも親しみやすい環境を提供します。オンラインコースの他、全国のスクールでの対面教室も利用でき、受講生は累計で5.3万人を超えています。
教育への影響
教育界では、プログラミング教育の必修化が進む中、早期からのIT教育の重要性がますます高まっています。『デジタネ』はその流れに適応し、子供たちに楽しみながらプログラミングを学ばせる環境を整えることで、未来のデジタル人材を育成しようとしています。また、同社の成長がデジタル人材の増加や業界の発展にも寄与するとの期待が寄せられています。
おわりに
エデュケーショナル・デザイン株式会社は、今後も『デジタネ』を通じて多くの子供たちにプログラミング教育を提供し、日本および世界の持続可能な成長を支える人材を育成する所存です。子供たちの学びの場がますます充実していくことが期待されます。今後の展開に大いに注目が集まります。