長崎の秋を彩る「海と日本プロジェクトin Lovefes」
2025年11月1日と2日、長崎県美術館と長崎水辺の森公園にて、初のコラボレーションイベント「海と日本プロジェクトin Lovefes」が開催されました。このイベントは、次世代に豊かな海を引き継ぐことを目的とし、海の魅力を多角的に体験する場でもありました。「長崎の海をみんなで愛そう!」をテーマに、約5000人が来場しました。
イベントの概要
このイベントでは、海の体験コーナー、海洋ごみを使ったワークショップ、水中ドローン体験、さらには巡視船見学など、様々なプログラムが用意されていました。参加者は、海に対する理解が深まるだけでなく、楽しみながら環境問題にも目を向ける機会を得ました。
初日11月1日(土)の出来事
1日目には、特別に開放された海上保安庁の巡視船「やしま」を訪れる来場者が大勢いました。子どもたちは巨大な船内を見学し、海の安全を守る仕事に対して興味を持ち、関心を深めました。さらに、長崎県美術館では水中ドローンを使った宝探し体験が人気を博し、参加者が感動の声を上げていました。この他にも、高校生が製作した電動船の操作体験や、海洋ごみを使用したキーホルダー作りも行われ、参加者たちは熱心にチャレンジしていました。
夕方には水辺の森公園でのステージイベントや花火もあり、参加者全員が楽しい一日を過ごすことができました。
2日目11月2日(日)の盛り上がり
2日目には、初日に続いて再訪者も多く見られ、体験ブースが賑わいました。日本大学や長崎県立美術館での体験を通して、参加者の満足度が高いことが伺えました。水中ドローン体験に加え、海洋ロボットの展示や、海洋プラスチックを使ったキーホルダー作りのワークショップなども開催され、ますます多くの来場者が集まる結果となりました。
特に、海洋プラスチックごみを利用したワークショップは、環境問題を身近に感じるきっかけとして好評を得ていました。また、長崎大学の学生たちによる最新技術の紹介コーナーも、多くの来場者を惹きつけ、科学技術への興味を深める貴重な体験となっていました。
参加者の声
参加した子どもたちや保護者からは、喜びの声が数多く寄せられました。「初めて水中ドローンを動かして楽しかった」「海ごみでかわいいキーホルダーが作れて嬉しかった」といった感想が多く、子どもたちが楽しく海について学ぶ良い機会であったことが分かります。
今後の展望
「海と日本プロジェクトinながさき」は、環境問題に関心を持ち、海の大切さを学ぶ場を提供することをこれからも続けていきます。長崎の豊かな海を次世代へと繋いでいくための新たなアイデアやイベントも、今後期待されます。参加者がこれらの経験を通じて、長崎の海への愛と関心を深めてくれたことが、何よりの成果です。これからも地域の宝である海を、みんなで守っていきましょう。