秋田工業高等専門学校とG-experienceの連携
2025年4月21日、秋田工業高等専門学校(以下、秋田高専)と合同会社G-experience(以下、G-experience)は、教育や創造性を育むための連携協定を結びました。この取り組みの一環として、地域の小中高生に向けたテクノロジーを活用した教育が進められます。
「ハイラボin秋田高専」とは
この連携協定により、新たに「ハイラボin秋田高専」が設立され、2025年5月17日より、秋田高専内のアントレプレナー工房にて地域の子どもたちに向けての活動が始まります。この拠点では、テクノロジーを活用した事業づくりや仕事づくりに挑戦するプログラムが提供され、子どもたちは自由に創意工夫をすることができます。
開設の背景と目的
このプログラムは、地域間でのデジタル機会の格差を解消し、子どもたちに新しいスキルや考え方を育むことを目的としています。秋田県の子どもたちが、テクノロジーを通じて自身の未来を切り拓いていけるよう支援するこの取り組みは、県内のそこここに埋もれている可能性を引き出すことを目指しています。
ハイラボの利用方法
「ハイラボin秋田高専」は、10歳から18歳を対象に無料で開放されます。初回のプログラムは2025年5月17日にスタートし、その後も定期的に開催されます。参加には事前予約が必要で、参加希望者は専用のGoogleフォームから申し込むことができます。
開催日程
- 5月17日(土)
- 6月21日(土)
- 7月19日(土)
- 8月23日(土)
- 9月27日(土)
各週末の開催では、午前10時から12時、午後1時から4時までプログラムを用意し、子どもたちは好きな時間に参加できます。
「ハイラボ」の活動内容
「ハイラボ」では、プログラミングや音楽制作、グラフィックデザインなど、多岐にわたるテクノロジーに触れることができます。参加者は大学生や社会人のサポーターと相談し合いながら、自分の興味や関心に基づいた学びを進められます。これにより、将来のキャリアや職業選択の幅を広げることが期待されています。
仲間との学び
ハイラボには、同年代のメンターや実際にテクノロジー業界で働くボランティアスタッフが揃っています。彼らと共に学ぶことで、自分自身のスキルを磨き、実践的な経験を積むことができます。また、デジタルテクノロジーと地域の文化を融合させる機会も提供され、地域に根ざした新たなアイデアの創出が促進されます。
地域への波及効果
秋田高専の立地や地域の特性を活かし、五城目町周辺の学校や教育機関との連携を深め、教育支援の拠点となることも視野に入れています。地域の子どもたちにテクノロジーを実際に体験させることで、未来の可能性を広げていく多様なアプローチが期待されています。
結論
秋田高専とG-experienceが共に手を取り合うことで、地域のこどもたちに新しい学びの機会を提供し、地域の未来につながる人材を育成する「ハイラボin秋田高専」は、今後の展開に大きな期待が寄せられています。子どもたちの創造性が広がる場として、多くの人々に利用されることを願っています。