埼玉の小学生が手がけたブダイ寿司メニュー
小学生たちが考案したオリジナルのお寿司が、埼玉の「がってん寿司」で期間限定で楽しめることになりました。この取り組みは、一般社団法人海と日本プロジェクトin埼玉県とのコラボレーションで行われ、海の大切さを学ぶための「埼玉うみかぜ探検隊」イベントで誕生しました。
「埼玉うみかぜ探検隊」とは
このプロジェクトは、2024年8月に埼玉の小学生を対象に実施された海洋体験学習イベントです。参加した27名の子どもたちは、埼玉県熊谷市と千葉県勝浦市の気温差を学び、海風の影響について調査しました。その中で、勝浦市では漁体験も行い、現在深刻な問題となっている「磯焼け」について知識を深めました。磯焼けの際にブダイが影響を及ぼしているという点に着目し、小学生たちが考案したのが今回のお寿司です。
新メニューの詳細
1月24日から2月6日の期間、がってん寿司の一部店舗で提供されるこのお寿司のメニューは3種類。剥き身のブダイを使用した「漬けブダイののりまき」、揚げたブダイにタルタルソースを添えた「揚げブダイの握り〜タルタル添え〜」、そしてネギとラー油をトッピングした「ぶだいの揚げネギラー油乗せ」があります。これらのメニューは、海の環境問題を考えるきっかけにするため、子どもたちが学びながら創り出しました。
各メニューの考案者の思い
「ブダイが海藻を食べるという話を聞いて、海藻で巻いて仕返ししようと考えました。」
- - 揚げブダイの握り〜タルタル添え〜 (考案者:金谷ゆきのさん)
「ブダイが生息地で増え、磯焼けの原因になることを知り、晴れた日の空や雲、雨粒を意識してこのメニューを作りました。」
- - ぶだいの揚げネギラー油乗せ (考案者:大久美月さん)
「未利用魚であるブダイを美味しく食べて、みんなが海の問題を考えるきっかけになればいいと思っています。」
コラボレーションの意義
今回の取り組みは、次世代への海の環境保護の重要性を伝え、子どもたちが自らの手で新しい価値を生み出す経験を提供しています。日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環として、全国の人々が海を未来に引き継ぐためのアクションを促進しています。このお寿司を通じて、新しい形での海の大切さを感じてもらえることでしょう。
この特別なメニューを一緒に味わい、子どもたちの思いを感じてみてはいかがでしょうか。埼玉の夏を楽しむ新しい取り組みとして、ぜひ足を運んでください。