金融教育ゲーム『ルクラ』
2026-08-28 12:04:20

子どもたちの金融教育を楽しく!『ルクラ』が受賞したキッズデザイン賞とは

子どもたちの金融教育を楽しく!『ルクラ』が受賞したキッズデザイン賞とは



2026年、特定非営利活動法人キッズフリマが開発した金融教育プログラム『ルクラ』が「第20回キッズデザイン賞」を受賞しました。この受賞は、458点の応募の中から選ばれたものであり、その中で286点が特に優れた作品として認められました。こうした背景からも、『ルクラ』の教育的価値が高く評価されたことが分かります。

『ルクラ』の魅力



『ルクラ』は、子どもたちが商売を体験することで、お金について学ぶことができる体験型の金融教育ゲームです。参加者はフリーマーケットの店長になり、商品の仕入れや販売を通じて「いくらで売るか」「何を仕入れるか」を考える必要があります。これにより、実際のお金を使った判断力や商売の仕組みを学ぶことが可能です。

デザインにもこだわる『ルクラ』では、本物の現金に似せたコインや、見た目にも楽しいカードを使用しています。楽しみながら学べる環境が整っているため、子どもたちは自然とお金に関する知識を身につけることができます。

徹底した体験学習



『ルクラ』は、都内を中心に児童養護施設や子ども食堂で出張授業を実施しており、89人もの子どもたちが実際に参加しました。アンケート結果からも、90%以上の子どもたちが「楽しかった」「お金の使い方について考えるきっかけになった」と前向きな感想を寄せています。これにより、単なる知識の習得ではなく、実際に考え、行動することの重要性を強調しています。

このプログラムの名前「ルクラ」は、ラテン語で「得る・利益」を意味する「Lucrum(ルクルム)」から由来しています。体験を通じて得られる価値を重視した名前であり、商売体験そのものを価値あるものとして提供しています。

教育の中での反省と学び



『ルクラ』では、商売の結果を振り返るセッションも設けられており、子どもたちは「なぜうまくいったのか」「何が原因で売れなかったのか」といった要因を考えます。このプロセスを通じて、単に「お金」を学ぶだけでなく、自分自身で判断力を育てることが可能になります。

キッズフリマによるリアルな体験



キッズフリマの活動は2006年に始まり、子どもたちに実体験を通じてお金や消費の概念を学ぶ場を提供してきました。大人が立ち入らない環境で、自ら値段を決めて商品を売買する体験を通じて、商売の基本やコミュニケーションのスキルを身につけています。その継続的な取り組みから、2024年には第18回キッズデザイン賞の「消費者担当大臣賞」優秀賞をも受賞しました。

『ルクラ』は、従来のフリーマーケットのリアルな体験をボードゲームとして再構築したものです。このゲームにおいては、何度でも仕入れや販売を行えるため、子どもたちは結果を通じて自分の判断を振り返ることができます。これにより、商売の仕組みをより深く理解することができるのです。

教育現場での活用



キャッシュレス社会が進む中で、子どもたちが実際にお金を使う機会が減少しています。そこで、キッズフリマは子どもたちが自ら体験し、考えることの重要性を強調しています。『ルクラ』もこの理念に基づき、お金の判断力を育むためのプログラムとして位置づけられています。

健やかな成長を見守る



キッズデザイン賞は、子どもたちの安全や成長に寄与する製品やサービスを評価する制度です。今回の受賞は、子どもたちが参加し、自分の意見を持ち社会での役割を果たすための教育が重要視される中で、特に注目されています。

今後、キッズフリマはこのような教育機会をさらに広げ、子どもたちはもちろん、社会全体に貢献していくことを目指しています。『ルクラ』から始まるお金に関する教育が、未来の健全な経済活動を支える一助となるでしょう。


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