グロービス経営大学院が全日制英語MBAプログラムの卒業式を開催
2023年8月24日、東京のグロービス経営大学院で2025年度英語MBAプログラムの卒業式が行われました。このプログラムでは、44名の卒業生が誕生し、さまざまな国からの学生が集まりました。出身国は、カナダ、チリ、中国、コロンビア、フランス、ギリシャ、香港、インド、イタリア、クウェート、モンゴル、ナイジェリア、フィリピン、南アフリカ、スイス、台湾、タイ、イギリス、アメリカ、ベトナムの20カ国に及びます。
式典では、グロービス経営大学院学長の堀義人がスピーチを行い、卒業生たちに向けて新たな挑戦への奮起を促しました。彼は、リスクを取ることこそが成長の機会であると語り、「逆境を楽しむ勇気を持つことが、皆さんをリーダーへとつなげる」と述べました。また、堀学長は「テクノベート時代」におけるビジネスリーダーとしての重要性を強調し、テクノロジーの理解を深めることが未来に繋がると呼びかけました。
卒業生代表によるスピーチも印象的でした。まず、Academic Excellence Awardを受賞した英国出身のAndy Meade氏は、真のリーダーシップについて自分の経験をもとに語りました。彼は、肩書きや地位は必要なく、勇気を持って行動することが重要であり、失敗は成長の一部であると述べました。「粘り強く歩み続け、ときには笑い合い、人生の喜びを見つけることが大切だ」と、彼の言葉からは深い人間性が感じられました。
フィリピン出身の卒業生代表、Renee Lyn Reyes氏は、グロービスでの学びを自身の「3Cのフレームワーク」(Community、Change、Challenge)としてまとめました。彼女は、卒業生たちに対して、自身の成長を振り返りながらこれからのステップを自問することの重要性を訴えました。自身の経験を通じて、彼女は参加者に一歩踏み出す勇気を与えました。
グロービス経営大学院では、2009年にパートタイムプログラムを開始し、2012年には全日制プログラムを設立して以来、これまでに累計984名の卒業生が誕生しています。特に全日制プログラムの卒業生の90%以上は海外からの留学生であり、国際色豊かな環境での学びが特徴です。
今年の卒業生たちは、様々な国でビジネスパーソンとして活躍することが期待されています。彼らは、確かな技術を備えた新たなリーダーとなり、グロービスでの経験を基にして、未来のビジネスシーンでインパクトを与えることでしょう。
また、グロービスでは「テクノベート科目」の導入や、企業との連携を強化し、学生が実際のビジネス環境で学んだ知識を応用する機会を提供しています。
次回の英語MBAプログラムは2025年に再開される予定で、今後のリーダー育成に期待が高まります。グロービス経営大学院は、引き続き革新と変革を追求し、世界で活躍できる人材を輩出していく所存です。