愛知県の公立小で始まる新しい読書教育の実証実験「ヨンデミー」
新たな読書体験を提供する「ヨンデミー」の実証実験
子どもたちが読書に親しむ新しいオンライン習い事「ヨンデミー」が、全国初となる公立小学校での実証実験を開始します。本プロジェクトは、豊かな読書体験を子どもたちに届けることを目指し、愛知県豊橋市の津田小学校と豊小学校を舞台に行われます。学びの質を向上させるため、読書への愛着を育んでいくことに焦点を当てます。
■ ヨンデミーとは
「ヨンデミー」はAIによるキャラクター「ヨンデミー先生」のサポートを受けながら、ゲーム感覚で楽しめる読書オンラインサービスです。子どもたちの興味や理解度に合わせた選書が行われ、楽しい仕掛けを通じて読書習慣を促進します。このプログラムは、教育活動において読書を重視し、豊かな学びの基盤を提供していくことを目的としています。
■ 実証実験の背景
近年、子どもたちの読書量が減少している中、小学4年生から6年生の1ヶ月あたりの平均読書冊数は13.8冊に達し、一定の希望が見られる一方で、読まない児童の存在も増加しています。子どもたちの読書体験は次第に二極化しており、読書時間の減少や他のメディアへのシフトが懸念されています。
実証実験に参与する豊橋市立豊小学校の保護者へのアンケートでは、家庭で進んで本を読んでいると回答した割合が僅か14%に留まっており、読書習慣の育成が急務であることが浮き彫りになっています。
■ 読書の重要性
読書は学力向上のための基礎であるだけでなく、子どもの情操教育にも良い影響を与えます。数多くの研究が示す通り、読書量が多い子どもは「心が安定する」といった感情面でもプラスの効果を実感しています。教育現場としては、子どもたちに本を通じた新たな価値観や視点を提供する必要があります。
■ 実践内容
豊橋市立津田小学校では、2025年6月から毎日のお昼に10分間の読書タイムを設ける予定です。豊橋市立豊小学校では同年9月から、週1回の朝の読書時間が導入されることになっています。これにより、子どもたちが自然に読書と親しむ環境を構築するとともに、家庭での取り組みとの連携も強化していきます。
■ 地域書店との協力
実証実験に伴い、地域密着型の書店「豊川堂」との連携が進められています。この書店は学校図書館との交流をサポートし、子どもたちに適した本の選書を行い、読書体験を豊かにする体制を整備します。
■ 今後の展望
今回の実証実験を通じて、Yondemyは公教育機関との連携を強化し、全国の子どもたちに対して質の高い読書体験を築いていく方針です。「ヨンデミー」は、子どもたちの成長を支える新しい文化を創造するべく、全力を投入していくことを約束します。今後の取り組みにご期待ください。
トピックス（習い事/知育/教育）
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