子どもたちに化学の楽しさを!
2023年8月23日、株式会社クラレが主催する「少年少女化学教室」の参加者が累計1万人を突破しました。この取り組みは、次世代の子どもたちに化学の魅力を伝えるために始まり、1992年から続いている社会貢献活動です。全国の6つの事業所で300回以上行われてきたこの教室は、これからも子どもたちに様々な体験を提供し続けています。
1万人達成の記念イベント
愛媛県西条市にある西条事業所で開催されたイベントには、小学生27人が参加しました。「繊維ってなんだろう」というテーマの下、参加者は実際に合成繊維を作ったり、さまざまな繊維を染めたりする実験を行いました。参加した子どもたちからは、「プラスチックから糸ができるなんて驚き!」「実験は思っていたよりも楽しい」といった感想が寄せられ、化学の奥深さに触れるかけがえのない時間となったようです。
講師の思い
この活動で講師を務めたクラレの社員は、「クラレの玩具のようなDNAを代表する活動だと改めて実感しています。これからも2万人、3万人と多くの子どもたちにこの楽しさを伝えられればと願っています」と、その意義を熱く語りました。
社会貢献への姿勢
クラレは「世のため人のため、他人のやれないことをやる」という理念をもとに、社会貢献活動を積極的に行っており、「少年少女化学教室」はその一環です。また、使用済みのランドセルをアフガニスタンの子どもたちに贈るプロジェクト「ランドセルは海を越えて」なども手掛けています。これらの活動を通じ、子どもたちに化学だけでなく、さまざまな価値を伝えていく姿勢が魅力的です。
未来の化学者たちへ
クラレは来年、創立100周年を迎えます。「1万人」という新たな節目を迎えた今、同社はさらに多くの子どもたちに化学の魅力を知ってもらう努力を続けていく方針を示しています。科学の未来を担う若い才能が、この教室を通じて芽生えることを期待しているのです。
「少年少女化学教室」は、次世代の科学者を育てるだけでなく、科学の楽しさをお伝えする場でもあります。お子様が化学に興味を持つきっかけとして、ぜひ参加してみることをお勧めします。