中学生のゲーム制作体験
2025-04-17 12:00:24

中学生が挑戦する!iPS細胞をテーマにしたゲーム制作体験

中学生が挑んだiPS細胞をテーマにしたワークショップ



2025年3月26日から28日にかけて、KCJ GROUPが主催した「コスモポリタンキャンパス2025 Spring with EXPO」が開催されました。これは、中学生を対象にしたワークショップで、京都大学 iPS細胞研究所と大阪大学 社会ソリューションイニシアティブが共催しました。参加した中学生は、iPS細胞について学びながら、アナログゲームの制作を通じて科学を広める「サイエンスコミュニケーター」を目指します。

参加者の成長を促す3日間



このワークショップには20名の中学生が参加しました。受講生たちは、まず1日目にiPS細胞の基礎を学ぶことから始めました。基調講演を行った和田濵裕之氏は、iPS細胞の概念やその応用について表現します。この日は現地での研究所の見学を行い、普段は入れない先端の研究現場に触れる貴重な体験をしました。

午後には、エンターテインメントプロデューサーの北原妙子氏が「遊び」と「ゲーム」の本質について講義を提供。グループに分かれた受講生たちは「日常における“楽しい”とは?」というテーマでディスカッションを行い、アナログゲーム創作の基盤を築きました。

幅広い視点を持ってゲーム制作に挑戦



2日目は、大阪大学SSIの堂目卓生氏の講演に続き、ロート製薬の徳永達志氏からマーケティングの重要性について教わります。ターゲット層を意識し、効果的なメッセージを伝える力を学ぶこの過程で、受講生たちは感性と論理を両立させた考え方を身につけました。午後は自分たちが設計したゲームの制作に取り組み、活発な意見交換が行われました。

3日目は、完成したゲームをプレゼンテーションするという重要なイベントが待っています。各チームが最終調整を行い、プレゼンテーションに向けた準備を整えます。参加者は、会場に集まった講師や保護者たちに対し、心を込めて自分たちの作品を表現しました。青柳知里氏からは、彼らのクリエイティブなアイデアや意見交換が素晴らしいものであったとの評価を受け、受講生たちは達成感で満たされていました。

制作したゲームの紹介



受講生たちは、研究部門ごとに異なるテーマのゲームを制作しました。

  • - 未来生命科学開拓部門では、ゲノム編集をテーマにした「iPS細胞ゲーム」が開発され、簡単なパズル形式で楽しめる内容になっています。
  • - 増殖分化機構研究部門は、「とびだせ!iPS細胞」を制作。プレイヤーが新薬開発に挑むゲームです。
  • - 臨床応用研究部門からは、「復活ゲーム」が成果として発表され、エデュテインメントを重視した内容となっていました。
  • - 最後に、基盤技術研究部門の「くるくる細胞」は、細胞の知識を学びながら楽しめる教育ゲームに仕上げられました。

参加者の感想



参加した中学生の多くは、普通の学校生活では得られない貴重な経験を通じて、大きな刺激を受けたと語っています。ある学生は、iPS細胞への理解が深まり、将来の日本を考えるきっかけとなったと感じていました。初めは自分の意見を出せず戸惑っていた生徒も、最終日には活動を通じて得た喜びを語りました。彼らの成功体験は、これからの道を明るくしてくれることでしょう。

このワークショップを通じて、KCJ GROUPは子どもたちにサイエンスへの興味を喚起し、未来への可能性を切り開く経験を提供しました。今後も、このような貴重な機会が用意されることを期待しましょう。


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