新潮文庫が贈る「ワタシの一行大賞」
今年も中高生のための特別な読書エッセイコンクール『ワタシの一行大賞』が開催されます。このイニシアチブは、ただの読書感想文の枠を越え、皆さん自身の思いや体験を文字にする新しい挑戦です。13回目を迎えるこの大会は、年々、参加者が増加し、昨年の応募数は驚くべき23198通にのぼりました。
「ワタシの一行大賞」とは?
本大会は、特に「読書感想文が苦手」という声に応えるために生まれました。難しいあらすじや作者の意図を理解するよりも、心に残った一行を選ぶことからスタートします。このアプローチでは、本を読むこと自体が楽しく、取り組みやすいものになります。自分の心に響いた一行に寄り添って、その背後にある気持ちや経験を表現することで、自然と個性豊かな文章が生まれます。
特に、普段あまり本を読まない生徒たちでも、自分に響くフレーズを見つけることが容易であり、感想文の苦痛から解放される手助けともなります。このコンクールによって、多くの中高生が読書に目覚め、国語教育の重要な一環として幅広く認識されています。
参加方法と応募要項
参加を希望する方は、以下の要項をご確認ください。対象は中学生及び高校生となっており、指定された書籍の中から選んだ一行を元に、100〜400文字のエッセイを提出します。この一行がなぜ心に残ったのか、その理由を自由に記述してください。住所や氏名、学校名、選んだ一行のページ数なども必ず記載する必要があります。
【対象書籍】
2025年版「中学生に読んでほしい30冊」、「高校生に読んでほしい50冊」、「新潮文庫の100冊」
【締切】
2025年10月1日(当日消印有効)
受賞作品の発表と賞品
選考された受賞作は、2026年1月号の「波」や新潮社のWebサイトで発表され、受賞した方には賞状と図書カードが授与されます。特に大賞受賞者には、次年度の選定書籍に掲載される栄誉が待っています。参加することで、自分の考えを形にしてみませんか?
最後に
読書は多くの感情や気づきをもたらします。特に、自分自身の気持ちと結びついた一行は、あなたにとって特別な意味を持つはずです。「ワタシの一行」を見つけ、その想いを形にするこの絶好の機会を逃さず、ぜひご応募ください。あなたのストーリーが、新しい名作として生まれるかもしれません。皆様の挑戦を心よりお待ちしています!
詳しい情報や応募方法については新潮社の公式サイトをご覧ください。