箕面こどもの森学園が目指す、子ども中心の新しい教育方法とは

箕面こどもの森学園が目指す教育の未来

2025年6月7日（土）19時30分から、オンラインで「第10回コクレオシェア学習会」が開催される。この講座では、箕面こどもの森学園が提唱する「子どもが学びの主人公」という新しい教育スタイルについて、詳しい説明が行われる予定だ。特に、低学年クラスの担当スタッフが、22年の歴史をもつこの学園の教育理念や具体的な学習方法を紹介する。

箕面こどもの森学園とは？

箕面こどもの森学園は、子ども一人ひとりの個性を重んじ、民主的な市民を育成することを目的としたオルタナティブスクールである。この学園では、フレネ教育やイエナプラン教育を採り入れ、持続可能な未来を視野に入れたESD（教育の持続可能性）を実践している。現在、小学1年生から中学3年生までの約70名の子どもたちが通っている。

教育の特徴

箕面こどもの森学園では、以下のような独自の教育方法が採用されている。
1. 教育の目的: 「民主的な市民を育む」という視点を大切にし、子どもたちの自発的な学びを促進する。
2. 自由進度学習: 「ことば」や「かず」に関して、個別学習と共同学習を混ぜ合わせた形式で学ぶことで、個々のペースに応じた教育を提供。
3. テーマ学習: 一つのテーマから探究をスタートさせ、深い理解を促すアプローチ。
4. 集会方式: 学校のルールを参加者全員で多数決を行わずに決めることで、全員が意見を持つ重要性を理解する。
5. プロジェクト学習: 自分がやりたいことにチャレンジする機会を与え、主体性を育む。