新たな視点で見る子どもの成長と口腔環境の重要性
一般社団法人日本小児矯正研究会は、2026年3月から小児期の成長とそれに伴う口腔環境の重要性に着目した情報発信を行うことを発表しました。この取り組みは、子どもの成長過程における口腔環境の管理やサポートを正しく理解し、早期対応を促進することを目的としています。
近年、子どもの歯並びや噛み合わせについての関心が高まっていますが、その一方で、具体的にどう観察し、支援すべきかについての情報は限られています。本研究会は、このギャップを解消し、成長期の子どもに対する口腔環境の管理を「装置による治療」だけにとどめず、生活環境や口腔機能なども含めた広い視点で捉えたプロセスを示します。
シーズンごとのチェックポイント
本研究会の取り組みの一環として、年間を通じた子どもの成長段階に合わせた口腔環境に関するチェックポイントを家族向けに提供します。初回の情報発信では、新学期を迎える時期に合わせてお子さんの成長と口腔環境の見直しポイントを提示いたします。
小児期の口腔環境は、歯の生え方や顎の成長などの形態的要素に加え、食事の仕方や姿勢、呼吸、酸素の取り込み、日常生活の周期など様々な要因に影響されます。これにより、成長過程における観察の重要性を強調し、「問題が現れる前」に見える化していくことが大切だという考え方が示されます。
そのためにはご家庭での気付きが非常に重要です。具体的には、どの時期に何を観察すべきか、癖や生活習慣がどのように影響を与えるかを分かりやすく説明し、家族がそれに気付くためのチェックリストを提供します。また、学会の専門家が蓄積してきた知見や研究動向をもとに、成長に合わせた口腔環境の管理に関する考え方を定期的に発信します。
定期的な情報発信
情報は月ごとにテーマを設定し、月に2回のペースでコラム形式で発信される予定です。これにより、保護者や医療関係者が持続的に子どもの成長を確認できるようにします。詳細なスケジュールは研究会の公式サイトで確認できます。
公式スケジュールはこちら
学会による執筆と監修
この取り組みに関連するすべての情報発信は、日本小児矯正研究会の会員である歯科医師や専門家によって監修されます。特定の治療法や医院を推奨するのではなく、成長期の子どもをターゲットにした口腔環境の考え方や、それを守る方法の提供にフォーカスしているのが、このプロジェクトの大きな特徴です。
日本小児矯正研究会について
一般社団法人日本小児矯正研究会は、小児矯正において、ただ「歯並び」を治療するのではなく、子どもの成長発達を重視した医療を追求しています。歯列不正の背景には、顎の成長や口腔機能の発達が深く関わっており、研究会はこれを基にした口腔環境の考察に力を入れています。
その活動は、医療関係者への研究発表に加えて、一般社会向けにも分かりやすく情報を発信しています。私たちは、子どもたちの長期的な成長を支えるための情報基盤を構築し、医療と社会が共に理解を深めていくことを重視しています。
お問い合わせ先は、一般社団法人日本小児矯正研究会まで、ご連絡ください。
Mail: koho@jsro.jp