年内入試に学力試験導入、40.9%が賛成と回答
スタディプラス株式会社の「Studyplusトレンド研究所」が実施したアンケートによると、全国の高校3年生の40.9%が年内入試における学力試験の導入に「賛成」と回答しました。この結果は、入試制度に対する学生の意識を探る貴重なデータとなります。
調査の概要
今回の調査は2025年6月16日から23日までの間に、学習管理アプリ「Studyplus」を利用している高校3年生232名を対象に行われました。調査の結果、賛成派は40.9%、反対派は12.5%、どちらとも言えないは46.6%という結果が出ました。
賛成した理由
賛成の意見として多く選ばれた理由は以下の通りです。
1.
公平性や透明性の向上: 56.8%
2.
努力の評価が必要: 51.6%
3.
学力格差の是正: 48.4%
4.
一般入試との整合性: 47.4%
学力試験が導入されることで、受験生の成績をより明確に評価できるようになり、不安を和らげる声も多く上がっています。一方で、反対派の意見は、学力以外を重視することが年内入試の目的だという点や、受験生に対する負担が大きくなる可能性があるとの懸念が挙げられています。
情報源は担任や進路指導の先生
年内入試に関する情報は、
担任や進路指導の先生から得たとする回答が30.2%と最も多く、その後に進学説明会や進路資料が続きました。つまり、多くの高校生が依然として学校からの情報を頼りにしていることがわかります。しかし、最近では大学の公式サイトやSNSなど、自ら積極的に情報収集するスタイルも増えてきているようです。
学習管理アプリの活用
スタディプラスの「Studyplus」は、勉強の進捗を可視化できるだけでなく、他の受験生と励まし合う場としても機能しています。入試の準備に向けた情報も多く提供しており、受験生の強い味方と言えるでしょう。実際、現在では大学受験生の約半数がこのアプリを利用しています。
未来の選択肢を広げる
Studyplusを通じて学ぶことは、単なる試験のためだけではありません。毎日の勉強を通じて、将来の選択肢を広げる手助けとなります。若者の学校生活や学習、受験に関するトレンドを見つめる「Studyplusトレンド研究所」も、彼らの意見を集め続けており、これからの教育環境の変化に注目です。
まとめ
年内入試に学力試験を取り入れることについて賛成する高校生たちの意見は、多様でありながら核心をついています。彼らは公平性を重視し、自分の努力がきちんと評価されることを望んでいます。これからの入試制度がどのように変わっていくのか、受験生たちの声を反映した形での進展を期待したいところです。